悲惨な状況を知った隣人による救出



ブルドッグのメス"キキ"が保護されたのは、キキの隣人による通報のおかげでした。隣人は、一目見ただけで病気とわかるブルドッグを発見し、飼い主の許可を得ることなく動物病院へと連れて行ったのです。

動物病院からの連絡により『南カリフォルニアブルドッグレスキュー』の創設者、スキップさんは病院に駆け付けます。

スキップさんがキキを初めて見た瞬間、「彼女にさよならを告げないといけない」と思ったほどキキの体はボロボロで、胸の下側には深い床ずれを起こしていたのです。

全身のあちこちにただれが蔓延し被毛は抜け落ち、骨盤が浮き出るほど痩せていました。キキは、栄養失調と脊柱側弯症(せきちゅうそくわんしょう)にも苦しめられていました。

飼い主に事情を確認したところ、キキは生まれたときからガレージに置いたクレートの中に入れっぱなしにしていたことが判明します。

愛情のかけらもない飼い主による虐待飼育は、キキが発見されるまでの2年近くも続いていたのです。

多くの病気を抱えながらも折れなかった心

引用の出典元:stories.barkpost.com

検査の結果、キキは自己免疫疾患や腸にも問題があることがわかります。キキの足の裏にはびらん状の傷跡が残っており、すでにキキはほとんど歩くことができなくなっていました。

まだ幼かったころからクレートの中しか知らないままに成長したキキ。

足裏の痛みに加え、皮膚の痒みや骨の変形など、多くの病気を抱えたまま放置されたキキの心を想うと、その辛さが自分のことのようにさえ感じます。

医療スタッフや病院を訪れる保護スタッフたちは絶え間なくケアを続け、ほんの少しずつキキの体は回復していきました。

キキはこれほどひどい状態でありながらもスタッフたち人間に興味を示し、積極的にかかわろうとさえします。体はボロボロになってしまっても、キキの心は決して折れていなかったのです。

スタッフに感動を与えたキキの歩み

引用の出典元:stories.barkpost.com

■薬用風呂で気持ち良さそうな表情を見せるキキ

「キキの生きようとする気持ちを決して無駄にしない!」と、スタッフたちは全力でキキをサポートし続けました。

そして2週間後、新薬の効果も現れ始めます。右前足には被毛も生え始めて、キキの表情も明るくなってきました。

そして、キキはようやくベッドから起き上がり、自らの足で院内を歩くことができるように!

スタッフ一同も、そんなキキの姿に感動を隠せませんでした。

キキはスキップさんと夫のジョージさん夫婦の自宅で暮らすことになり、まるでわが子のように大切に育てられていきます。

しかし、難しい病気を抱えたキキには、まだまだ先の長い治療が待っているのでした。

たくさんの人々の愛を受けて

引用の出典元:www.instagram.com

■クリスマスを楽しむキキ

獣医師から「キキの自己免疫疾患や腸の病気が完治する可能性は低い」と聞いていてたスキップ夫妻は、キキにできるだけの楽しい経験をさせてあげます。

キキも初めての楽しい日々を満喫し、エサをたくさん食べて昼寝をするのが日課となりました。夫婦もキキからたくさんの愛情を受け取ります。

たとえ病気が完治しなくても、愛らしいキキを生涯愛し続けることを心に誓い、1日1日を大切に過ごしていた矢先のこと…。

健康状態にアップダウンがあったキキですが、突然悪化しそのまま静かに息を引き取ってしまったのです。保護されてからわずか8ヶ月目、1月の上旬のことでした。

悲しみに打ちひしがれた夫婦でしたが、尊敬と感謝の念を込めて「ありがとう」と声をかけてキキにお別れしました。

インスタグラムでキキが亡くなったことをお知らせし、「キキの物語が世界中の人々にシェアされ、一緒に愛してくれたことに深く感謝している」と発信しました。

そして、「キキのように救助が必要なブルドッグたちをこれからもサポートしてほしい」、とも。

こうした動物保護団体の切迫した声は、犬を飼っておきながら、愛情もかけず医療も受けさせない飼い主が数多くいるということを現しています。

追悼の意を込めて、最期まで病気と闘って強く生きたキキの姿を深く記憶に刻みたいと思います。キキのような人間による犠牲犬が世界からいなくることを願って。

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