【動脈管開存症の原因】先天性の血管異常、心臓疾患

引用の出典元:shutterstock.com

動脈管開存症は生後間もなく閉じるはずの胸部大動脈と肺動脈をつなぐ動脈が開いたままになっている状態のことを言います。

明確な原因は不明で遺伝性も疑われている先天性疾患です。

そうした動脈の異常によって血流が逆流し、心臓に悪影響を及ぼしてさまざまな症状を引き起こすのです。

動脈管開存症の好発犬種


  • トイプードル
  • ポメラニアン
  • マルチーズ
  • シェットランドシープドッグ
  • ジャーマンシェパード
  • コリー

【動脈管開存症の症状】子犬、または5~6歳での発症が多い

動脈管開存症の症状には次のようなものがあります。

  • 呼吸困難
  • 疲れやすい
  • 運動を嫌がる
  • 食欲不振
  • 発育不良

異常が重度の場合、生後1~2か月で重篤な症状が現れ発育障害などで死に至るケースもあります。

ただし比較的軽度の場合、症状が現れずそのまま成長することも少なくありません。成犬になった場合は5~6歳頃に発覚することが多いとされています。

【動脈管開存症の治療】症状の緩和が主な目的

動脈管開存症は先天的疾患ということもあり、完治がむずかしいと言われています。しかしながら、さまざまな治療法を用いて症状を緩和させることが出来ます。

①運動療法


心臓に負担のかかるような激しい運動は控え、散歩量などを抑えるようにしましょう。無理に外に連れ出すことはせず、室内で出来る範囲の活動をするようにして下さい。


②食事療法


高血圧につながる塩分の高い食事や、肥満になりやすい高カロリーを控えるようにしましょう。


③薬物療法


症状の軽減を目的とし強心薬や利尿薬を投与します。


④外科手術


症状が重い場合など動脈を修復する外科手術が有効となることがあります。ただし、命に関わる危険性もあるため犬の健康状態を把握した獣医師と十分な相談が必要です。

【動脈管開存症の予防と対策】愛犬のために出来ることは?

動脈管開存症は先天性疾患のため、残念ながら予防することは出来ません。

多くの場合子犬の時の健康診断で発覚するため、その段階で状態に応じた治療や対策を取ることになると思います。

軽度で子犬期には無症状だった場合でも、日頃の診察や健康診断での心雑音などから見つかることもあります。
発覚した段階で出来るだけ早く、適切な対応をすることが非常に重要。

どんな病気にも言えることですが、早期発見・早期治療がとても大切です。好発犬種はもちろん、今は健康に見える犬でも定期的な健康診断と観察を怠らないようにしましょう。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事を書いたライター

Tsunayoshi MEG
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード