あるピットブルとの出会い

引用の出典元:www.thedodo.com

クリスティン・スミスさんは、元保護犬のピットブルであるマリブの飼い主です。元の飼い主によって殺処分があるシェルターに連れてこらたマリブは、まだ生後1歳でした。

幸運なことに動物保護団体に救出されたマリブは、後に新たな飼い主となったクリスティンさんが暮らすカリフォルニア州・ハンティントンビーチに移されました。

当時いくつかの保護団体のボランティアをしていたクリスティンさんは、マリブが彼女の自宅近くで保護されていることを聞きつけ、毎週金曜マリブと顔を合わせるようになります。

その目的は、散歩を通じてマリブに社交性を身に付けさせるのと同時に、リーシュで上手く歩けるよう訓練するためでした。

マリブがより魅力的な犬になることで新しい飼い主が見付かることを望んでいたクリスティンさんに、予想外の知らせが飛び込んできます。マリブを数ヶ月に渡って保護していた施設が閉鎖することになってしまったのです。

マリブの散歩中に気付いたこと

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紆余曲折の後、クリスティンさんがマリブのフォスターファミリーになることを決意します。マリブがクリスティンさんの自宅に引き取られたのは、昨年7月1日のことでした。

そのときすでにクリスティンとマリブの間には特別な絆が生まれていたようです。その夜、お互い離れて暮らすなんて想像できないと思ったのだそう。

こうしてスミス家の新しい家族の一員として迎えられたマリブ。直ぐに新しい環境に適応し、犬生を謳歌し始めました。

中でもクリスティンさんと出掛ける散歩は、特にマリブのお気に入り。クリスティンの自宅が海に近いこともあり、ふたりは浜辺を散策します。マリブは砂の上ではしゃいだり、入り江や川沿いを散歩することも。

そんな中、クリスティンはあることに気付きます。それは、マリブと一緒に近所を歩いていると、どうやら人々が彼女を『ピットブル』というフィルターを通して見ているという事実でした。

マリブを避けるために、道の反対側に渡る人々。地面から小型犬を抱き上げる飼い主たち。小さい子供を身体の横へ引っ張り、手を強く握りしめる母親たち…。全員に共通していたのは、マリブの一挙一動に注意深く目を光らせていたことでした。

マリブが凶暴な性質の犬ではないことを熟知していたクリスティンさんは、この現実を付き付けられて胸が痛みました。そして、クリスティンさんは人々のピットブルに対する認識をどうにか変えたいと思うようになりました。

人々が抱くピットブルの印象を変える作戦とは?

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マリブの首ににバンダナを巻くこと。それが、クリスティンさんが思い付いたことでした。

さっそくペイズリー柄のバンダナをマリブに付けてみたところ…効果は絶大でした!バンダナを巻いたマリブに微笑みかけたり、マリブについて質問してきたり、さらにはマリブが愛らしい犬だと言ってくれる人が続出したのです。

当然ながら、クリスティンさんが散歩中に出会う人々全員がそうだったわけではありません。しかし、以前と比べると差は歴然。明らかに、クリスティンさんがマリブと散歩中に人と言葉を交わす機会が増えました。

バンダナを身に付けるだけで、人々はマリブを『ピットブル』としてではなく、『一匹の犬』として見るようになったのです。

これをきっかけに、クリスティンさんは人々にピットブルに対する正しい理解を深めてもらうよう、日々務めています。

「ピットブルは概ね愛らしいけど、攻撃的になる可能性もある。それは、どの犬種にも言えること。犬が攻撃的になるのは、飼い主がそう仕向けているか、しつけを怠っているせい。」

現在では、バンダナを身に付けたマリブは、いわばピットブルの認識改善のための親善大使のよう。クリスティンさんはピットブルの里親探しを促進し、犬種差別に立ち向かうため、バンダナ販売のビジネスを立ち上げています。

バンダナのお陰でちょっとした有名犬になったマリブには、企業からモデルのスカウトの話が来るのだそう。しかし、クリスティンさんはそれらのオファーを断り、今まで通り、シェルターや動物保護団体のみと活動を続ける予定です。

視覚やメディアから得る印象と犬種差別

引用の出典元:www.thedodo.com

著者もここロサンゼルスで、よくピットブルを見掛けることがあります。単純なもので、飼い主の見掛け・風貌によっても犬の印象が変わったりすることに気付きました。

例えば、強面でスキンヘッドの男性が連れているピットブルと、方や優しい表情で子供と一緒に遊んでいるピットブルとでは、同じ犬種でもまったく印象が異なるのを認めざるを得ません。

わたしたちは視覚から入る情報に印象を左右されがちです。その点では、バンダナ作戦は効果的だと思います。

また、近年ではメディアから伝わる影響は大きく、ネガティブなニュースはわたしたちに偏見を与えがちです。犬種差別を減らすには、わたしたち一人ひとりが正しい知識と認識を身に付ける必要があるでしょう。

また、ピットブルをはじめとする世間から危険視されがちな一部の犬種の飼い主は、正しい飼育としつけを行うといった当然過ぎることを地道に続けることが、犬種差別と闘うことにつながるのではないでしょうか。

参照:People Were Scared Of This Pit Bull — Until She Started Wearing Bandanas

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