モントリオールで現在起こっていることとは?

引用の出典元:www.thedodo.com

カナダのモントリオールでは、この年末にピットブル系統の犬種を飼育することを禁止するための法律が整いそうです。

そのことを知っていたキャロライン・ウィリアムズさんが先週捨てられた小さな子犬に出会ったとき、なるべくそのことを考えないようにしようとしました。しかし、厳しい現実は迫ってきます。

そこで、キャロラインさんは子犬をモントリオールの外へ脱出させることにしたのです。

動物保護団体One Last Chance Rescueの職員であるキャロラインさんにとっては、現職はまさに天職でした。モントリオールの動物を愛する人間ならそうであるように、彼女もピットブルが間もなく飼えなくなるのを知っていたのは不幸中の幸いでしょう。

特定危険犬種の取り締まりとは?

Breed-specific-legislation(BSL)で知られる、特定犬種を厳しく取り締まる法律。キャロラインさんはこの法律が施行されていない場所にあるカナダ中の保護団体に連絡を入れることにしました。

彼女が協力を仰いだのは、Prairie PoochesとPrairie Sky Dog Rescueのふたつの動物保護団体。どちらもカナダの中部サスカチワン州で活動しており、モントリオールからの【避難者】ピットブルを喜んで受け入れてくれるとのこと。

キャロラインさんは8月末には15匹を、9月の2週目にはさらに9匹の犬をフォスターファミリーに送り届けています。その中には、年末の法律施行にパニックになった飼い主に捨てられた犬たちも含まれています。

法律が施行されていない場所へ

モントリオールでは、どの犬種が実際に取り締まり対象に該当するか曖昧な部分があります。同市の市長によると、『アメリカン・スタッフォードシャー・テリア、スタッフォードシャー・テリア、アメリカン・ピットブルテリアと、それらの犬種に似た外見を持つ犬を含む』としています。似ていると思えば対象になる…判断手段が非常に主観的です。

ただひとつはっきりしているのは、このような人間の取り決めで何千という犬たちが結果的に不幸になってしまうということです。特に施設にいる犬たちにとっては、死刑宣告同様。すでに厳しい状況にあるのに、モントリオールの特定危険犬種飼育禁止法により、さらに状況が悪化してしまうことを意味するからです。

「まったく意味が分かりません。こういった法律が上手く受け入れられないのは、すでに証明されています。無理強いしても黙って危険犬種とされる犬を飼う人が出てくるだけで、結果的に別の問題を引き起こすだけです。

法律の施行にパニックになった人の中には、無責任に愛犬を捨てる人もいます。モントリオールの保護施設にいるピットブルたちには、もう里親を望むことは叶いません。それがなにを意味するか分かりますか?犬たちは別の場所へ移されない限りは殺処分されてしまうのです。」と、キャロラインさんは語っています。

保護団体Prairie Skyの職員シーナ・リグルさんは、語ります。「モントリオールで起こっていることを耳にしたとき、私たちが出来る方法で犬たちを助けたいと思ったんです。向こうから犬を移動させて、彼らに新しい家族を見付ける。それが私たちの役目だから。」

法律を施行するだけで問題は解決しない

いわゆる危険犬種に指定されてる犬たちの中には、ルーツに闘犬の過去を持ち、気性が荒かったり、攻撃性が強いものがいるのも事実でしょう。しかし、真の問題は犬というより、飼い主にあるのではないでしょうか?

犬種の歴史や特性を理解しないでこれらの犬種を飼う人。きちんとした服従訓練を行わない人。わざと攻撃性を引き出す飼育をする人。本来であれば、飼い主を厳しく取り締まるべきではないでしょうか?

また、モントリオールが施行する法律は、一部の犬たちと飼い主を不幸にすることを考えるべきです。あなたが来年から愛犬と暮らせないと宣告されたら、どれだけ悲しみ、絶望するでしょうか?愛犬家なら想像するに堪えないことでしょう。

このてのニュースを耳にするたび、危険犬種に指定されがちな犬種と私たち市民の良い共存方法はないものか考えさせられます。みなさんは、どう思われますか?

参照:Pit Bulls Are About To Be Banned In One City — So People Are Trying To Move Them

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