摘発先で最初に発見されたガリガリの番犬

引用の出典元:www.thedodo.com

アメリカ、テキサス州のエーブル・スプリングスで、密かにドッグファイティング用の犬たちが飼育されていました。

動物虐待防止協会『SPCA』は闘犬賭博を行っているとの情報を掴み、問題の民家へと摘発に向かいます。現地に到着すると、番犬用として飼育されていると思われる1匹のメス犬が発見されました。

この犬はピットブルでしたが、ドッグファイティング用に使われている形跡はなかったことだけが救いです。しかし、十分なエサを与えられていないことが一目でわかるほどにガリガリでした。

彼女の首にはあまりにもそぐわない太い首輪が付けられ、重たいチェーンが垂れ下がっていました。そのせいでスタッフが近づいても首を上げることすらできないほど衰弱しきっていたのです。

このピットブルは重たいチェーンに苦しむことしか知らず、犬としての喜びから掛け離れた生活を強いられていました。

闘犬として飼育されていた13匹の犬たちも続々と保護されましたが、どの犬も満足なエサや水は与えられておらず、暑い日差しを遮るための屋根がついた小屋に繋がれていたのはほんの数匹だけでした。

絶望感すら抱えていた保護犬

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保護した犬たちを施設へ移送する間、SPCAのスタッフが最も気がかりだったのが番犬役をさせられていたメス犬でした。彼女は肉体的にも精神的にも崩壊寸前の様子で、そのうなだれた背中からは絶望感さえ漂っていたのです。

獣医師が早速診断に取り掛かると、保護犬の体にはノミが無数にたかっており、血を吸われて皮膚は乾燥しひび割れていたのだそうです。

保護犬には十分な栄養と新鮮な水、休息、輸血が必要な状態で、もしあと数日救助が遅かったら衰弱死していたことがわかりました。

強く美しい心をもって生きてほしい!

引用の出典元:www.thedodo.com

スタッフらはこの犬に、強く美しい心と勇気を持って生きてほしいと願いを込めて"グウェン・ステファーニ"と名付けました。

おそらくアメリカの女性歌手にちなんだ名前と思われますが、この女性は東日本大震災の際に約1億円もの寄付をしたことでも有名です。

発見当初のグウェンの瞳には、まったく希望の光はありませんでしたが、スタッフらの懸命な治療と愛情を受けグウェンの瞳には希望が見えるようになってきました。

まだ完全に回復するまでには時間がかかりますが、スタッフたちに会うと尻尾を振って笑顔を見せてくれるまでに回復していきます。

芝生を走り回れるまでに回復!



保護されてから1ヶ月半後、グウェンは心身ともに回復を果たし、芝生の上を元気一杯走れるようになりました。大好きな"ボールプール"の中に入って大喜びするグウェンからは、微塵の悲しさも感じられません。

動物虐待防止協会『SPCA』の地道な摘発・保護活動によって、グウェンは初めて犬として遊べる喜びを味わうことができました。

そして、グウェンを始めとする保護犬たちにも永遠の家族ができる日が来ることを、多くの人たちが祈っています。

ドッグファイティングといった動物同士を闘わせる賭博行為は、もう根絶しなければいけない!と強く感じた出来事でした。

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