もしも僕がしゃべれたら

引用の出典元:youtu.be

『If I Could Talk』このタイトルが付けられた動画は、Shawn Wellingさんという映像作家が作成しました。終始、犬の目線で語りかける静かな作品です。

わずか7分14秒の動画に込められた、愛犬から飼い主への気持ちが見事に描かれています。

彼は撮影にあたり、自身の愛犬のラブラドールを主役にしました。物語は、いつものように川岸をランニングしている男性が、川に落ちている見慣れない黒いゴミ袋を見つけるシーンから始まります。

「ん?見かけないゴミ袋だな。」と異変を感じた男性は、川縁まで急ぎ足で駆け寄ります。水に浸かったゴミ袋を必死に棒でたぐりよせると・・・。

何とかキャッチしたゴミ袋に、彼は温かさを感じたのです。急いで開けてみると、中からは真っ白な子犬がクンクンと鳴きながら顔を出しました。

もしかしたら、子犬の声にならない心の声が、彼にだけは聞こえていたのかもしれません。

彼は急いで自宅に子犬を連れて帰り、丁寧にシャンプーを施します。「怖かっただろう。もう大丈夫だよ。」

子犬は彼に語ります。『助けてくれてありがとう。僕を愛してくれてありがとう。』

僕はボール遊びが大好きになったよ!

引用の出典元:youtu.be

彼は子犬に語りかけます。「わかるかい、これはボールだよ。よおし!海に行こうじゃないか!」海岸で子犬はボールに向かって走り出します。

いつの間にか立派な成犬になったラブラドールは、思い切り高く投げられたボールも、上手にキャッチできるようになりました。

『いつも海岸でボール遊びをしてくれてありがとう。知ってほしいんだ。あなたが僕にしてくれるすべてのことに、僕が感謝していることを。』

『僕たち、たくさんの楽しいことを経験したよね。二人で勝負したフットボール、あれは興奮したよ!それから、アイスクリームは冷たくて甘くて大好きだったな。』

僕には可愛い妹ができたんだ!

引用の出典元:youtu.be

『そうそう、君が恋するのも僕は見ていたっけ。彼女がプロポーズにOKをしてくれたのは、僕の首にダイヤモンドの指輪を掛けていたからさ!』

彼は結婚をし、女の子の赤ちゃんを授かります。『僕たちには、家族が増えたよね。赤ちゃんは可愛いな~♪』

レディへと成長していく娘さんと愛犬は、ベッドで一緒に寝るほど大の仲良しになりました。夫婦も「あの二人、まるで兄妹みたいにいつも一緒ね。」と、そっと部屋のドアを閉めます。

愛犬は、お父さんと一緒に娘さんの学校までお迎えに行くのが恒例になっていました。そんなある日、愛犬の脳裏に、娘さんが自転車で転んで怪我をしている光景がよぎりました。

『お父さん!僕の妹が大変なんだ!気が付いて!』お父さんは、愛犬がクンクン鳴く姿をキャッチして、急いで娘の学校まで走ります。下校途中で自転車から転げ落ち、うずくまっている娘を発見しました。

愛犬は、松葉杖を携えた娘さんに優しく語りかけるかのようです。『この程度で良かったよ。早く怪我を治して、また遊ぼうね。』

素晴らしい時間をありがとう!


youtu.be

時間、というものは時に喜びと悲しみを同時に運んできます。娘の成長と共に、愛犬の寿命が近くなってきました。

『お父さん、二人で一緒に寝転んで空を見上げたよね。まぶしかった日々を、僕はまだ、ちゃんと覚えているよ。あの頃は、お父さんと一緒に、永遠に走り続けられると思っていたんだ。無限の星々が僕たちに話しかけてきたよね。』

『僕は、もう歳をとったんだ。なんだか疲れたな。それに痛みもある。そろそろ、その時が来たみたいだ。』

彼は、年老いたラブラドールを動物病院に連れて行きます。そして、診察台の上の愛犬からは、こんな言葉が。

『一緒にいてくれて、とても僕は嬉しいよ。だからぜんぜん怖くなんかないんだ。』

『僕の耳の後ろを掻いてくれるんだね。僕はそれが大好きさ。』

『僕がみんなとお話しすることができたらいいのになぁ。だって、みんなの悲しみが僕にはわかるんだ。みんなに、心の底から愛してる、って伝えたいんだ。』

『ぜんぶぜんぶ、ありがとう。本当に素晴らしい時間を過ごすことができたよ。』

ラブラドールは、たくさんの楽しかった思い出を胸に、あの時お父さんと一緒に見上げた天国へと旅立っていきました。

愛犬への感謝の気持ちに気付かせてくれる動画

引用の出典元:www.youtube.com

この作品は、たとえ愛犬がしゃべれなくても、あなたの愛犬はいつもあなたのことが大好きだったし、自分にしてくれた、たくさんのことに感謝しているよ、ということを私たちに伝えてくれました。

動画の最後には、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した、フランスの詩人アナートルの名言をアレンジした言葉が映し出されます。

「犬を愛するまでは、私たちの魂の一部分は覚醒していないのだ。」



私たち愛犬家は、共に暮らす愛犬の存在によって、魂が目覚めさせられた、ということなのですね。心の底から愛犬に感謝せずにはいられません。

あなたは今日、愛犬とどんな思い出を作りますか?

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事についたタグ