アメリカの88%のトウモロコシと93%の大豆は遺伝子組み換え

引用の出典元:www.dogingtonpost.com

アメリカでは遺伝子組み換えを、『Genetically Modified Organisms』の頭文字を取って、GMOと呼んでいます。遺伝子組み換え作物は、害虫や雑草などから身を守るため、除草剤耐性成分を含んでいます。

遺伝子組み換え作物の安全性については、以前から国内外問わず熱い議論の的になっており、人々の関心の高さが伺えます。

遺伝子組み換え作物の安全性を懸念するのは愛犬家も同じです。アメリカで販売されている多くのドッグフードには、トウモロコシや大豆など何らかの遺伝子組み換え作物が使用されていると言われています。

実際のところ、遺伝子組み換え作物を使用したドッグフードは安全なのでしょうか?

米科学アカデミーによる報告書

先日、米科学アカデミーが遺伝子組み換え作物の安全性に関する報告書をまとめました。今まで、ガンや内臓疾患、肥満、アレルギー、発達障害などの健康問題に、遺伝子組み換え作物が関係しているのではないかと心配されて来ました。

ところが私たちの予想に反して、報告書によると、遺伝子組み換え作物を人間や動物が口にしても安全であると結論に至ったそうです。

この報告書を妄信すれば、アメリカで現在販売されている遺伝子組み換え作物使用のドッグフードには何ら安全性に問題がないということになります。

しかし、安全性を結論付けるまでに費やされた年月は過去20年のみで、行われた研究は約900件のみ。データが十分ではないように思えます。遺伝子組み換え作物は、本当にい健康被害を起こさないと言えるのでしょうか?

医療現場に立つ獣医師たちの見解

アメリカの多くの獣医師たちは、遺伝子組み換え食品を使用したペットフードを食べる動物の健康状態に関する確固たる報告書がまだないとしながらも、遺伝子組み換え作物の安全性に関しては懐疑的です。

近年アメリカでは、遺伝子組み換え作物を与えられた家畜に、不妊を含む様々な健康問題が浮上して来ています。公にはなっていませんが、過去20年の間で、家畜やペットがアレルギーやガンになる割合が徐々に上昇しているのに、多くの獣医師が気付いているというのです。

この事実から、遺伝子組み換え作物が何らかの影響を動物に与えているという見解に合意する獣医師は珍しくないそうです。

飼い主が愛犬のためにできること

消費者の健康問題に対する懸念から、食品には遺伝子組み換え作物使用の表示が義務付けられている日本や欧州と異なり、アメリカでは一部の州を除いて表示は義務化されていません。人間が口にする食品でもこの調子ですから、ドッグフードに関しては言うまでもありません。

こうなると、ドッグフードを購入するより、自分で手作りする方が安全なのではないか?という気がします。しかし、実際に自分で作るとなっても、安全な肉や野菜をどのように調達するのかという壁にぶち当たります。家畜のエサも含めて原材料が100%安全となるのは、かなり不可能に近いのではないでしょうか?

そこで、ドッグフード選びのさいに私たち飼い主が出来ることは、自分たちの目でよくラベルを確認することです。国産のドッグフードであっても、原材料が外国から輸入されていることもあります。その場合、最終的に加工された国が日本になるので、『国産』として表示されるので注意したいところです。

そんなアメリカですが、ドッグフードを数ある中からなるべく安全なものを選択出来ることについては恵まれています。小売店は驚くほどの種類のドッグフードを扱っており、製造元は大手企業だけではありません。

ドッグフードを製造する中小企業は大手と競争し製品を特化するために、原材料にこだわり、保存料を使用していないところが多いのが特徴です。これらの製造元から販売されているドッグフードには、『Grain Free』と表記されてた商品も豊富です。つまり、トウモロコシや大豆が使用されていません。Grain-Freeのドッグフードは、かかりつけの獣医師も勧めていました。

また、アメリカにはドッグフードを評価する『Whole Dog Journal』というドッグフードの雑誌があります。こちらを賢く利用して、なるべく安全なドッグフード選ぶ愛犬家もいます。

日本もTPPに合意したので、この問題はもはや対岸の火事ではありません。どのドッグフードを選ぶにしろ、遺伝子組み換え作物の安全性がまだ不透明な状態においては、愛犬の健康のために、消費者である飼い主が知識をつけることが必要です。

参照:GMO: Are genetically modified crops safe in your dog food?
参照:The Dangers of Genetically Modified Ingredients in Dog Food

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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