ワクチンを接種すると言うこと

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狂犬病の予防接種も混合ワクチンの予防接種も病原体の威力を弱めたウイルスを体内に入れるものです。体内に病原体が入ることによってその病原体に対する抗体ができるというわけです。できた抗体によって、威力の弱められた病原体は、威力を失うことになります。

ですが、やはりウイルスを体内に入れるわけですから、稀にアレルギー反応などの副作用がみられます。

また、狂犬病の予防接種は、法律で飼い主の義務とされていますので、毎年必ず接種しなければなりません。しかし、混合ワクチンは任意のものなので飼い主に任されています。

混合ワクチンには、薬品メーカーによって様々ですが、基本は5種混合ワクチンです。また、2種や3種、8種、9種と様々あります。

  1. ジステンバーウイルス感染症
  2. アデノウイルス I 型感染症(犬伝染性肝炎)
  3. アデノウイルス II 型感染症
  4. パラインフルエンザ感染症
  5. パルボウイルス感染症

この5種のワクチンを最低限接種することが望ましいでしょう。8種、9種になることこの5種に加えてレプトスピラ感染症のワクチンを追加したものになります。

ただ、このレプトスピラ感染症は、ウイルスではなくラセン菌の一種で鼠などによって媒介される人畜共通感染症です。猟犬など野外での活動が多い犬は、接種した方がいいでしょう。

しかし、混合ワクチン接種時のアレルギーの原因の一つでもあると言われていますので、子犬などの場合は控えた方がいいかもしれません。

子犬の時の混合ワクチン接種

子犬のは、生まれてすぐに初乳を飲ませることによって母犬から病気に対する抗体を受け取ります。これが移行抗体です。

子犬は、小さいうちはまだ自分で抗体を作り出すことができないため、この移行抗体が様々な病気から子犬を守ることができるのです。

しかし、この抗体も生後5週目くらいから徐々に減少し初め生後12週から14週くらいで完全になくなってしまいます。

この間に、子犬には混合ワクチンの接種をしなければなりません。

一番理想的なのは、生後60日を過ぎてから1回、生後100日を過ぎてから1回の2回接種です。というのも、生後60日くらいまでは、まだ母親からもらった移行抗体が残っているためにせっかく接種したワクチンも定着しにくいと言われてるからです。

しかし、ペットショップなどでは、生後60日前に店頭に展示するために早めにワクチン接種を行っているところがあります。この場合は、やはり生後60日以降と100日以降に接種し計3回の接種となります。

ペットショップやブリーダーから子犬を購入する場合は、いつ1回目のワクチンの接種をしたのかをしっかりと聞いておきましょう。

その上でかかりつけの動物病院と相談し、ワクチン接種のスケジュールを組んでいきましょう。

成犬、高齢犬の混合ワクチン接種

成犬の場合、狂犬病のワクチン接種は、毎年1回と法律で決められてますね。

では、混合ワクチンはどうでしょうか?

病院から、毎年接種時期になるとはがきなどの連絡がありますね。みなさん、この連絡が来たらワクチン接種に行くと思います。

ですが、混合ワクチンを接種する前には、必ず愛犬の体調をよく観察して、体調が悪い場合は接種は控えた方がいいでしょう。また、何らかの病気で通院中の場合は獣医師としっかり相談しましょう。

10歳以上の高齢の犬に関しては、犬自体の抵抗力も弱くなっています。体調も考えた上で、ワクチン接種をした方がいいでしょう。

混合ワクチン接種の時期に関する動き

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これまで私達は、混合ワクチンは毎年接種しなければその効果が失われると聞かされてきました。

しかし、10年ほど前にアメリカでは「ワクチンに関するシンポジウム」でワクチン接種は3年に一度と決められたと言われています。そのため、現在、アメリカでは毎年ワクチン接種をすることが少なくなっています。

また、混合ワクチンの効果が一年で失われてしまうという根拠は、今のところどこにもないとも言われるようになっています。ただし、レプトスピラ感染症のワクチンは、一年くらいしかその効果がないということは証明されています。

確かに犬の場合は、人間ほどワクチンの効果が持続しないということは分かっていますが、少なくとも3年間はワクチンの効果が持続するようです。そのため、狂犬病の予防接種も毎年から3年に一度に切り替えるような動きが目立ってきています。

現在では、ワクチンの過剰摂取によるホルモンバランスの異常等や猫においては何度も同じ場所に注射することによってその部分が皮膚癌になったという研究データもあります。

混合ワクチンは、絶対に受けなければならないものではあります。

ですが、その過剰摂取もまた危険だと言うことが言われはじめている現在、私達飼い主は、愛犬のためにはどうしたらいいのかを考えなければならない時期にきているといえるでしょう。

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