安易過ぎたクリスマスプレゼント

引用の出典元:www.dailymail.co.uk

2017年の冬、ミックスの子犬"ロニー"は、イギリスのとある家族に「クリスマスプレゼント」として迎えられます。

しかし、悲しいことにロニーは2018年に捨てられた、最初の犬となってしまいました。

2018年が明けて2日のこと、ロンドン南部にある『Battersea Dogs and Cats Home(バタシー・犬と猫の家)』という保護施設にロニーは連れて来られたのです。

クリスマスからわずか1週間程度。飼い主は何らかの理由により家を失い、犬を面倒看られなくなった、というのです。

8週齢のロニーには何の非もありません。それどころか、オモチャで遊ぶのが大好きなロニーは、保護施設に連れて来られた意味すらわかりませんでした。

スタッフに「遊んで、遊んで!」とおねだりし、太くて頑丈なケージの柵を舐め続ける無邪気さに胸が締め付けられます。

犬をオンラインで売買するのは簡単だが…

引用の出典元:www.dailymail.co.uk

保護施設のスタッフによると、ロニーは生まれてからかなり早い段階で母犬と引き離され、ブリーダーによってオンライン販売されていたそうです。

クリスマスプレゼントとして物を買うのと同じように、安易に犬を自宅に迎えた結果の悲劇でした。

犬や猫のオンライン売買がとても簡単に行えるため、生き物としての認識や飼い主になる責任がないままに家庭に迎えてしまう事例が後を絶ちません。

保護施設としては、ペットのオンライン販売に関して、現在直面する最大の課題として捉えています。

イギリスでは冬の間に約2万匹を超えるペットが放棄され、『バタシー・犬と猫の家』でも550匹の犬を受け入れています。

現在ロニーは健康診断や評価を受けており、予防接種やマイクロチップの装着をしたあとに、里親探しが始まるとのこと。

ペットを幸せにするための条件

引用の出典元:www.dailymail.co.uk

『バタシー・犬と猫の家』では、ペットと里親のマッチングは大変慎重に行っていると言います。

それはあたかもお見合いのシステムと同様です。里親として登録する際には住所氏名などを証明する書類が必要で、スタッフが里親希望者の自宅訪問する場合もあります。

潜在的里親さんにペットを養えるだけの財力があるか、犬を遊ばせてあげられるだけの十分な広い庭があるかなど、本当に犬猫たちが幸せに暮らせるかを確認するのだそうです。

1匹の犬や猫に幸せを取り戻させるために、これだけ多くのスタッフがかかわっています。

日本でも同様に、犬の幸せを考えて厳しい条件を提示している団体がほとんどですが、中には早く手元から里親の元に渡したいがために、簡易的なチェックで済ませる団体もあると聞きます。

犬を迎えれば、金銭面だけでなく時間や体力、精神的負担も飼い主にはのしかかってきます。

繁殖予定がなければ避妊・去勢手術をする必要もあるでしょう。さもなければ、発情期(ヒート)に起きる食欲不振や散歩の欲求、無駄吠えなどに、飼い主は忍耐強く付き合う必要があります。

老犬になれば食が細くなったり歩けなくなったりすることもあります。こうした1つ1つのできごとを丸ごと受け止めて、犬の命を優先してあげられる人しか、犬の飼い主になってはいけないのです。

イギリスにおけるオンラインペット販売のひずみを教訓に、日本でも「ペットを心から幸せにしたい!」と願う人がさらに増え、不幸な犬猫が1匹でも減ることが望まれます。

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Tsunayoshi ひまわり
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