犯人は未だ不明のまま

引用の出典元:metro.co.uk

野良犬に酸をかけるという、あまりにも残酷な事件が起きたのはインド西部にあるゴア州の村。

村人は、道路際で酷いケガに苦しんでいる1匹のメス犬を発見し、慈善団体『Worldwide Veterinary Service(WVS)』に通報を入れました。

可哀想なことに、犬の目から鼻にかけての皮膚は溶けており、頭蓋骨が剥き出しになっていたと言います。

こんな状態が何日続いていたのでしょうか、犬は燃えるような激しい痛みと、鼻腔損傷による呼吸困難に苦しんでいました。

無防備で抵抗することができない犬に酷い仕打ちをした犯人。しかし犯人を目撃した村人はおらず、未だに不明のままです。

かつてないほど酷い傷

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通報を受けたWVSからは、獣医を含むスタッフが現地に派遣されました。彼らの目の前で苦しむ犬の顔からは被毛が抜け落ち、大きな穴が開いた箇所からは頭蓋骨が露わになっていたのです。

保護された犬は直ちに救助センターに搬送され、詳しい診察が始まります。その結果、"ボーンズ"と名付けられた犬は、強い酸を浴びせられたことが確定しました。

顔に何カ所もあった傷は縫合され、顔中には包帯が巻かれます。ボーンズは傷の影響からすでに感染症にかかっていたため、抗生剤も投与されました。

WVSはイギリス人医師のルーク・ギャンブルさんによって設立された慈善団体です。インドの獣医師や現地の慈善団体に実践に必要な外科的訓練を行い、動物福祉に役立つ技術を提供しています。

現在、インドのみならずタイ、アフリカなどにおいて、様々な種類の動物を助ける活動を行っていますが、今回の「酸攻撃」はかつてないほど酷い傷の1つである、と語っています。

心を閉ざさなかった保護犬

引用の出典元:metro.co.uk

一度でも人間から虐待を受けた野良犬は非常に憶病になり、警戒心から人間を寄せ付けないことが多くあります。

しかしボーンズはこれほどまでに悲惨な経験をしたにもかかわらず、治療で大切な顔の包帯を嫌がることもなく、人間を受け入れてくれました。

破壊されてしまった鼻腔のせいでうまく呼吸ができないボーンズでしたが、口から呼吸することさえ学ぶことができたのです。

懸命に生きようと努力するボーンズの姿を見た獣医たちは、命を救うために戦う方法をボーンズから学んだと言います。

それは決して技術的なことではなく、「生きたい!」「助けたい!」と強く願うピュアな心を持ち続けることでした。

回復後に里親が見つかる!

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保護された当初、感染症で命の危機に瀕していたボーンズでしたが、通報を入れてくれた村人や地元獣医、スタッフたち、すべての人間の力によって奇跡的な回復を遂げることができました。

そして、野良犬だったボーンズには飼い主までできたのです。この出来事を知った人々からは、次のような声があがっています。

「動物が虐待されるのはとても辛いけど、良くなって本当に良かった」

「残酷な人間がいることは悲しいけど、傷付いた動物を救ってくれる人間もいる」

「犯人が捕まって厳しく罰せられることを願っています」

「犬は無償の愛の象徴です」

「社会が腐敗している」

インドでは野良犬がいる光景は日常的です。野良犬の多くは人間に危害を加えることはなく、人間社会の一部としてうまく暮らしています。

ほんの一握りの心無い人間が起こす動物虐待は絶対に許されない行為です。どうかボーンズの犬生が幸せなものでありますように。

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