ピットブルの外見の特徴: 強靭な筋肉で強さみなぎる中型犬

引用の出典元:www.shutterstock.com

ピットブルは強いイメージを持たれていることから大型犬だと勘違いされがちですが、体はそれほど大きくなく中型犬に分類されます。体の特徴として体高は低めですが、胸は幅広く深いためより大きく見えるのです。

平均的な体高は46~56cm、体重は14~36kg。

全体的に非常に筋肉質で太い体躯は、ギュッと引き締まり俊敏さや機敏さも感じさせます。時に猛烈な訓練によって過剰に鍛え上げることで、筋肉が巨大化しているピットブルもいるようです。

毛は短く厚みがあり、獣毛ブラシなどで整えると表面の艶が出てなめらかに整います。
カラーや模様はホワイト、ブラック、タン&ホワイト、トライカラーなどさまざまです。

頭部は骨格と筋肉がはっきりとわかり、目は小さめでおだやかです。たれ耳ですが「こわそう」に見せるため、断耳して立たせていることが多いようです。

ピットブルの歴史


ピットブルの原産国はアメリカ。

その歴史は1870年頃にはじまり、闘犬用としてイギリスから輸入されたスタッフォードシャー・ブルテリアにすでに絶滅している闘犬用のブルドッグなどを交配して作り出されました。

犬同士を戦わせる「闘犬」で勝つために作られた犬種のため、優れた身体能力や突発的な攻撃性、高い闘争心を持ち合わせている犬種で、闘犬界では最強の犬種として人気を集めました。

動物愛護の精神から1900年にはアメリカ国内における闘犬は禁止されましたが、非合法な賭博の手段として近年まで長く続けられているのが実情です。

1990年代だけでも約1500頭ものピットブルが闘犬で死亡しているのです。

また、意外な側面として歴史上の有名人、著名人に愛好家が多いことでも知られ発明家のトーマス・エジソンやアメリカのルーズベルト元大統領、ヘレンケラーなどが飼っていたと言われています。

アメリカではよく知られるピットブルですが、実はAKCには公認されていない犬種です。健全な犬種の育成と保護を目的とする国際畜犬連盟FCIに加盟しているAKCでは、人間に対しても攻撃性を見せるピットブルを認めるわけにはいかなかったのです。

ピットブルの元となったスタッフォードシャー・ブルテリアや、ピットブルと見た目はほぼ同じで性格を温厚に改良したアメリカン・スタッフォードシャー・テリアはAKC公認の犬種となっています。

ピットブルを語る上で絶対的に知っておかなければならないのは、この犬種による人間の死亡事故や重傷を負わされる事故が、他犬種に比べて圧倒的に多いということ。

そのため闘犬としての本能や気質を鑑みて、非常に危険な犬種ということで世界的にも多くの国で所有や輸入を禁止する法的制限がかけられているのです。アメリカでも州や郡によって所有を禁止しています。

ピットブルの性格:飼い主への忠誠心が強く訓練性に優れている

引用の出典元:www.shutterstock.com

欧州の多くでは危険犬種として指定され、法規制がかけられていますが日本では飼育することができる現状があります。

ピットブルは、本当に危険なのか?というともちろん個体差があり、攻撃性を全く見せない場合もあると思います。

しかしながら、初心者や犬のしつけや訓練に熟練した人以外が気軽に飼っても大丈夫だと言えません。個体差というのは持ち合わせている根底の気質が深く関わるため簡単には見極められないものなので、飼い始める時点では明確にはわからないことがほとんどだからです。

本能的に闘争心が強いことは否めませんが、咬傷事故や重大な事故を起こしてしまうようなピットブルであるかどうかは、正直なところ結果論でしかわからないのかもしれません。

反面、ピットブルが本来持っている飼い主に対する忠実さや服従心、訓練性の高さは優れたものがあります。そのためピットブルの気質、特徴をしっかりと熟知し、徹底的に訓練を行うことで人なつこく友好的な遊び好きの愛犬にもなってくれることでしょう。

ピットブルならではのこの気質は訓練や関わり合いによって、どのような方向にでも伸ばせるものです。

頑固さや我慢強さ、粘り強さは闘犬としても優れた気質になりうるものですが、忠実な相棒になる上でも非常に重要な気質なのです。愛情深く徹底的にその犬を理解し、コントロールすることができれば「危険な犬」にはならずにいられるのだと思います。

ただし、闘犬としての強そうなイメージからアメリカではギャングやラッパーなどが好み、攻撃性を高めるような訓練を行いその力を誇示するという悪しき趣向も見られます。ピットブルを「武器」にする場合もあるそうです。

誤った訓練を積まされたピットブルは、他の犬だけでなく人をも攻撃する犬へと仕立てられてしまうのです。

一部の人間たちが私利私欲のために気質を悪用して育てられたピットブルは、「凶暴」というレッテルを貼られ不要な攻撃を行い、ある意味での被害者、犠牲者と言えるのかもしれません。

ピットブルの寿命はどれ位?


ピットブルの平均的な寿命は12~14年程度。

ただし、闘犬で多くのピットブルが死亡していることや規制をかいくぐって飼育している場合なども多く、統計的なデータが取りずらいため正確ではない可能性があります。

一般的な中型犬として考え、さらにアメリカン・スタッフォードシャー・テリアなどを参考に算出して12年前後だとされています。

ピットブルの気をつけるべき病気

引用の出典元:www.shutterstock.com

ピットブルに多い病気として考えられているのは皮膚疾患です。

短毛犬種の上皮膚が薄く弱いため、極端な寒さには弱く高温多湿状態にもあまり向いていません。

ストレスや菌などに対しての抵抗力もあまり強くないためアレルギー、毛包症などにかかりやすいとも言われているので皮膚は常に清潔にしてあげましょう。

ピットブルの飼い方と向いている家庭


ピットブルを飼うには最高レベルの飼育技術が必要です。

上でも書きましたが、同じ犬種の中でも性格には個体差があり、ピットブルでも非常の温和で優しく人なつっこいタイプは多くいます。日本でも飼育している人もいますし、トラブルなく楽しいドッグライフを過ごしている人もたくさんいると思います。

しかしながらピットブルが作り出された経緯の中で、本能的に戦う習性や強固な闘争心を強く残されてきたことも事実。問題なく飼育していても、なんらかのきっかけで突発的にスイッチが入って攻撃モードになることもあります。

また、力が強いことや一度噛みついたらそう簡単には放さない習性など、しつけや訓練だけではどうにもならない点があることも理解しておく必要があります。

この犬種を熟知し、徹底的な服従訓練と十分な運動、深く向き合う時間を与えられる人でなければ飼育はおすすめできません。また、いざという時のために口輪を用意するなど周到な準備をしておくと安心です。

さらに、他の犬と争いが起きやすい犬種なので、多頭飼いをする場合にも相性や生活環境を含めしっかりと熟考する必要があります。

ここではあえてピットブルを飼うむずかしさを強調していますが、それくらい事前の準備や心構えが必要な犬種ということです。

徹底的な準備が無駄になるほど穏やかに過ごせ、心配事がすべて杞憂に終わればそれはとても幸せなことだと思うので、飼いたいと思った時には何度でも自分に「本当に大丈夫か?」と問いかけてみて下さい。

本当に「危険犬種」なの!?優しいピットブルと赤ちゃんの癒し動画

引用の出典元:www.youtube.com

ピットブルの凶暴なイメージを覆す、とても微笑ましい動画です♪

子供との事故も多いと言われる中で、やりたい放題な赤ちゃんを穏やかに見守り遊び相手になってあげている姿に心がなごみますね♡

ピットブルの魅力と特徴まとめ


ピットブルの強くかっこいいイメージや意外にもおだやかな性格を持ち合わせているという見た目とのギャップに、興味を持つ人も少なくないと思います。

飼い主の指示に忠実に従い、頑固なまでの忠誠心を持つ精神力強いこの犬種は、正しい理解と育て方でとても素晴らしい家庭犬になるでしょう。強さと優しさを兼ね備えたピットブルは魅力にあふれています。

しかしながら、ピットブルは誰にでも飼える犬種ではありません。

この犬種を完璧にコントロールしきる自信がある、しっかり特徴や気質を熟知したと言えるまでは「興味があっても飼わない」という選択をすることもとても大切です。

飼い主の無知や力不足による悲しい事故が起きてしまわないようにすることが、ピットブルの正しい地位を守ることになると思います。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事についたタグ

この記事を書いたライター

Tsunayoshi MEG
読者の皆様により良い情報をお届けします!

話題のキーワード

今話題のしつけ関連ワード