仕事を失いホームレスとして暮らす男性



職業や性別にかかわらず誰しもに与えられている「愛」というとてつもなく尊いエネルギー。愛を忘れてしまった人たちが犬への虐待を行う一方で、愛を与え続ける人たちもいます。

ロサンゼルス市ダウンタウンのスキッド・ロウでホームレスとして不安な日々を余儀なくされている男性、ウォルター・サンダーズさんもその1人です。

スキッド・ロウ地区は、貧困にあえぐ人たちや数千人ものホームレスがいるなど、かなり治安的にも悪いエリア。

それは、こんなデータからも読み取ることができます。

2000年の人口調査によると、人口は15,974人。住民の人種別内訳は白人(ヒスパニックおよびラティーノ除く)18.6%、アフリカ系アメリカ人34.6%、アジア系15.1%、ヒスパニックおよびラティーノ27.9%など。スキッド・ロウは全米有数の膨大なホームレス人口を抱える地区である。

出典:スキッド・ロウ (ロサンゼルス) - Wikipedia


アメリカの経済システムから振り落とされたウォルターさんは、このスキッド・ロウで1日1日を生き延びることしかできませんでした。

そんな時、1匹の野良犬と出会うのです。

ホームレス男性と野良犬との出会い



スキッド・ロウにある路上生活者支援を頼りに暮らしていたウォルターさんは、ある日、自分と同じ境遇の野良犬と出会います。

2人とも、安心して眠れる場所はどこにもありません。苦しい胸の内を野良犬に語り、なんとか平常心を保って生きていたのでしょう。

ウォルターさんは野良犬に"ディンカー"と名付け、いつの間にか2人は互いを信頼し合える良き仲間になっていました。

そんな2人の暮らしぶりを写真に収めた人がいます。Tsunayoshiでも何度か登場しているプロカメラマンのジョン・ウォンさんです。

ウォルターさんの友人と公言するジョンさんは、ロサンゼルスの片隅で必死に命を繋ぐ2人の姿を写真に収め続けていました。

ジョンさんは、そんな友人のことを次のように語っています。

「ウォルターは犬をとても愛しています。2人の間には瞬間に通じ合うものがあったのです。彼がどれだけディンカーのことを気にかけてきたか、僕は知っています。」

ジョンさんの写真は、人間と犬との絆の深さが完璧なまでに表現されています。彼もまた、愛の人なのです。

※ジョンさん撮影の、高齢犬"ムニカ"の嬉し涙の記事はこちら

犬と一緒に暮らせるようサポートした動物保護団体



その後、ウォルターさんは政府の補助により、低所得者用の住宅に入居できるようになります。

しかし、自分一人だけでも生きていくのが精一杯の彼にとって、ディンカーと暮らすのは金銭的に至難の業。

そこに手を差し伸べたのが動物保護団体の『ダウンタウン・ドッグ・レスキュー』でした。低所得の人たちが犬と暮らすにあたり、無償で様々なサポートを行う団体です。

ディンカーのワクチン接種や去勢手術などの費用を負担し、当面必要なドッグフードやハーネス、リード、フードボール、オモチャなどがぎっしり詰まったバッグを手渡しました。

さらに、今後もウォルターさんと愛犬ディンカーの暮らしに必要な支援をずっと続けていくということです。

感謝と愛のスパイラルが増えますように



カメラマンのジョンさんは、ウォルターさんとディンカーの美しい写真を自身のFacebookにアップしました。

写真には、人々からの優しい言葉が寄せられています。

「心温まる写真を見て、幸せな気持ちになれました。私たちはあなたたちを愛しているわ」

「なんてハンサムな子犬なの。2人に祝福あれ!」

「素敵な写真をシェアしてくれてありがとう」



たとえ荒んだ世の中であったとしても、そこに負けることなく懸命に生きることこそ美しい姿です。ウォルターさんからの美しい言葉をご紹介します。

「あなたが目を覚ましたことに感謝するなら、それだけで素晴らしい日になります-ウォルター」

混沌とした社会に生きる私たちも、いつなんどき社会から振り落とされるかすらわかりません。

しかし、たとえ物質的に満たされない状況にあっても、「感謝」の気持ちだけは決して失ってはいけないことに気付かされます。

さらには、低所得者を支援する動物保護団体の活動にも驚かされました。

人間だけでなく生きとし生けるものすべてを尊重し、できないことは互いに補い合う。こうした理想社会を現実のものにするには、感謝や愛の気持ちを1人1人が持つことが必要なのでしょうね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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