農場で暮らす生き物との共存を教えるために

引用の出典元:www.blairbraverman.com

犬ぞり用のアラスカン・ハスキーなど21匹の犬と暮らすのは、ジャーナリストで犬作家としても知られるブレアさんと夫のクィンスさんです。

夫婦はウィスコンシン州の農場で暮らしていますが、そこには犬だけでなくニワトリも一緒に生活しています。

実は、そり犬はときにニワトリを食べてしまうことがあるのだそうです。中でも4歳になるメスの"フレイム"は、ヒヨコを見つけるとジッと見つめてよだれを垂らすことがありました。

ブレアさんがフレイムを迎えたとき、眠っているとき以外はひと時もじっとしていなかったほど、かなりのやんちゃぶりを発揮していたと言います。

この分では、いつかヒヨコを襲ってしまうと心配したブレアさん夫婦は、特別なヒヨコ対策トレーニングを思いつきます。

ヒヨコ対策トレーニングが始まった!

引用の出典元:twitter.com

農場の家族たちが平和に共存できるように、フレイムへのヒヨコ対策トレーニングが始まりました。

ヒヨコが食べ物だと認識しているフレイムにとって、このトレーニングはかなりの困難を極めます。

まずは、フレイムのベッドに2匹のヒヨコを置くと同時に、夫婦は厳しく監督します。フレイムはヒヨコを見て興奮したのか、ブルブル震えてよだれを垂らしました。

1~2分後ヒヨコをどかし、ご褒美としてハムの入ったサンドイッチを与えます。

「ヒヨコのかわりに美味しいサンドイッチ」、というシンプルなヒヨコ対策トレーニングはさらに進化していきます。

不思議な信頼関係が生まれる!

引用の出典元:twitter.com

夫婦はさらにヒヨコの数を増やし始め、とうとうフレイムはヒヨコを見てもよだれを垂らさなくなったのです。

逆に、夫婦がヒヨコを持って来ると嬉しそうに尻尾を振って、また会えたことを喜ぶまでに変化しました。

トレーニングも最終段階に突入です。夫婦は少し大きくなったヒヨコたちをフレイムの背中に慎重に乗せていきます。

フレイムは、おすまし顔を見せるほどヒヨコを受け入れて、まんざらでもない様子。

フレイムの背中の感触が気に入ったヒヨコたちは、自分で背中から降りたり飛び乗ったりして遊び始めます。

こんなトレーニングが続くうちに、ヒヨコたちとフレイムの間には、不思議な信頼関係が築かれていきました。

まさかここまでの関係になるとは!

引用の出典元:twitter.com

完全にフレイムの頭の中には、「ヒヨコと仲良くしていると美味しいものがもらえる」という擦り込みが完了しました。

そして、夫婦は予想だにしない光景を目撃します!だいぶ大きくふっくらしてきたヒヨコを、フレイムは鼻で突っつき始めたのです。

今日までのトレーニングが水の泡になってしまうのでしょうか!?

いいえ、フレイムはヒヨコを何度も突っついたあと、驚くことにヒヨコたちに自分の鼻を預けて遊ばせようとしていたのです。

ブレアさんが止めさせようとしてもフレイムは言うことをきかず、取りつかれたようにヒヨコとの遊びを続けていたそうです。

その姿は、まさにヒヨコを愛するママのようでした。

ブレアさんは、フレイムの母性がこんな形で現れたことに喜びを隠せません。実は、フレイムは卵巣摘出により生涯子どもを持つことができないのです。

そんな寂しさからなのか、フレイムは他の犬たちと少し距離を置いていることもありました。いつも元気なフレイムが悲しい気持ちを抱えていたとは……。

しかし、もうこれでフレイムは寂しくなんかありません。トレーニングの副産物として、ママ体験や仲間感覚をフレイムに与えられて良かったですね。

参照元URL:People Have Fallen In Love With This Sled Dog Who Has Become A Mama To A Bunch Of Chicks

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Tsunayoshi ひまわり
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