保護されたボクサーのアナ

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

ボクサーのアナがアメリカのサウス・キャロライナ州のアニマル・コントロール・オフィスに保護されたとき、アナは異常にやつれていて、木につながれっぱなしの状態でした。

ボクサーのメス犬の平均体重が25~27キロにも関わらず、アナの体重はわずか平均の半分の13キロ。フィラリアも陽性でした。アナは繁殖目的だけに身体を酷使され続けた犬だったのです。

ハイディ・シャーマーホーン=ワグナーさんは、シェルターでアナに出会って運命的なものを感じました。ハイディさんは、アナを家に連れて帰ることに決めました。

アナのお蔭で3000匹の犬が助かった

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

心身ともに傷を負ったアナを、どんなことをしてでも助けようと思ったハイディさん。アナを保護した後の5年間、ハイディさんはアナが健康になり、過去に劣悪な環境で繁殖犬として受けたトラウマを克服できるよう尽力を尽くしました。

結果、ハイディさんとアナの間には強い絆が生まれました。それだけでなく、アナを保護したことがきっかけで、ハイディさんは保護団体Boxer Butts & Other Muttsを設立したのです。

「アナのお蔭で3000匹の犬の命が助かった」と、ハイディさんは言います。

ところが、アナを愛して止まないハイディさんに、ある悪いニュースが届けられたのです。

病気のアナのそばを離れない猫のイジー

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

アナは右脚が骨のガンに侵されていると診断されてしまったのです。さらに、ガンは肺中にも移転しており、余命3ヵ月から半年と告知されました。

ところが、余命わずかと診断された後も、アナは1年以上生き続けています。今も変わらずハイディさんの家にフォスター・ドッグとして迎えられた犬たちの面倒をみているアナ。アナ自身の調子が思わしくない日も、アナは他の犬たちを気に掛けるそうです。

アナの具合が非常に悪かったある日のこと。アナが表のポーチで休んでいると、ハイディさんの飼い猫のイジーがアナに近寄り、30分以上もアナの顔を舐め続けているのをハイディさんは目撃しました。

数年前にイジーが病気だったとき、アナはイジーを気遣っていたことがありました。「きっとイジーはその恩を覚えていて、同じことを出来る限りアナにしようとしているのだと思う」と、ハイディさんは信じています。

病気のアナが教えてくれること

病気に侵されているアナですが、彼女が飼い主のハイディさんや周りの動物に与えている影響力は絶大です。

新入りの保護犬たちの面倒をみたり、猫のイジーを気遣ったり。通常、犬と猫は相性があまり良くないことが少なくありません。しかし、アナとイジーの関係からは、異種間を超えた愛が感じられます。

そして、何よりもアナはハイディさんの人生に大きな意味を与えました。アナに出会うことがなければ、保護団体の設立もなかったはず。アナは実に3000匹あまりの恵まれない犬たち第二の人生を与えたのです。

そんなに遠くない将来、アナは虹の橋を渡ってしまうかも知れません。しかし、アナがハイディさんをはじめ多くの人や動物に残したものは、この先もずっと続いて行くでしょう。

参照:Cat Won’t Stop Giving Kisses to Terminally Ill Dog Sister

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