学術サイトで注目を浴びた論文

引用の出典元:pixabay.com

スイス、チューリッヒ大学の研究者から、実に興味深い論文が学術サイト『Animal Cognition('動物の認知')』 に発表されました。

論文を発表したのはマリアン・ヘバーライン氏です。ある日、自分の愛犬たちの奇妙な行動を目撃します。それは、愛犬の1匹がまずは相手の注意をそらし、その間にまんまと目的の寝床を奪ったことでした。

こうした犬の戦略的行動は、人間にも行っているのではないかと実験を行い、「犬は経験から学習し、戦略的なウソをつける」という論文を発表しました。

実験の前に、どの人物がメリットがあるかを訓練

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実験の内容は人間3人それぞれが役割を持ち、犬に対して別の行動をとります。それに対して犬がどのような行動を取るかを実験しました。

Aさん:さほど好物ではないビスケットを与える『協力的な役割』

Bさん:大好物のソーセージを与える『超協力的な役割』

Cさん:ご褒美を見せるだけで与えない『非協力的な役割』

犬にはあらかじめ、ご褒美が入った箱の前に1人だけを連れて行き、どの人が箱の中のビスケットやソーセージを与えてくれるのか、という認識訓練を身に付けさせておきます。

この段階で、どの人物が自分にとって最大のメリットを与えてくれるかを認識しています。つまり、犬にとって、Bさんこそが大好物をくれる超協力的な人物だ、ということになります。

犬はメリットが最大となるよう戦略的にウソをつく

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いよいよ実験が開始されます。

犬の前には「ビスケット」「ソーセージ」「中身なし」の3つの箱が置かれ、箱の前に3人のうち1人を連れて行くように命じられます。

【結果】

犬は、さほど好きでもないビスケットをくれるAさんと、何もくれないCさんを、中身の入っていない空箱に誘導しました。

そして、大好物のソーセージをくれるBさんを、ソーセージの入った箱の前に誘導しました。

犬は、経験則から完全に自分のメリットが最大となる人物を見分けるばかりか、何のメリットもない人物に対しては、ある意味「戦略的なウソ」をついて空箱に連れて行ったのです!

論文を発表したマリアン・ヘバーライン氏はこの研究結果から、「犬は、自分にとってメリットが最大となるよう戦略的にウソをつく」と確信したそうです。

犬の能力は飼い主の想像以上かも!

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今回とは別のカナダの研究者、スタンレー・コレン氏も、なかなか散歩に連れ出してくれない飼い主に対して、犬は意図的な計画性をもってウソをつき、何とかして目的を達成しようと行動すると記しています。

犬の可愛らしいウソや犬にまつわる不思議を深く知りたい方は、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の心理学教授、スタンレー・コレン氏『犬も平気でうそをつく? (文春文庫) 』の著書を参考にしてみてはいかがでしょうか。

犬が持っている能力や、どんな考えから様々な行動をとるのかを正しく理解すれば、しつけやコミュニケーションがさらに取りやすくなり、愛犬との距離もグッと縮まりそうですね!

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