ミニチュア・ブルテリアの外見の特徴:頑強さと美しい毛艶で独特の存在感を放つ

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ミニチュア・ブルテリアは大型ではないながらも、全身に頑強な筋肉をつけて引き締まった体型をしているため屈強な印象を与えます。特に、胸元や肩甲骨付近はたくましくがっちりとしているため強さを感じさせます。余計な贅肉をそぎ落としたようにスリム化された体には筋肉の形が浮かびます。

平均的な体重は11~15kg。体高は25~35cm。JKCの規定では体高が35.5cmを超えてはいけないとされています。
名前に「ミニチュア」とつきますが、正確には小型ではなく中型犬種に分類されます。

また、頭部は非常に特徴的でのっぺりとした印象を与えます。横から見た時卵のような形をしていて、マズルと額の境にある「ストップ(マズルの付け根部分)」と呼ばれるくびれのようなものがありません。

そのため、闘犬としての気質とは反対にひょうきんなイメージがもたれるようです。

被毛は短いスムースタイプで固く密生しており、なめらかな表面には美しい艶があります。

カラーはホワイトが主流ですがレッド、フォーン、トライカラー、ブラック・ブリンドル、ブリンドルなどもいます。ホワイトブルテリアは「白い騎士」と呼ばれて人気を集めましたが、ホワイトに固定化しようと繁殖を試みた結果、近親繁殖などに頼ることにもなり先天性の疾患を抱える個体が増えてしまいました。

そういった経緯から現在では有色のカラードも多く見られ、それぞれに人気を集めています。

ミニチュア・ブルテリアの歴史


ミニチュア・ブルテリアの歴史で最も語らなければならないのは、やはり「闘犬」として作り出されたということでしょう。

元となったブルテリアは、一般的に日本で「強い、怖そう」というイメージを持たれがちなドーベルマンやシェパードなどよりもはるかに高い戦闘能力や本能を持っていると考えられています。

1700年代~1800年代にかけてヨーロッパではブル・ベイティングやベア・ベイティング、闘犬が娯楽となっており、多くの人が熱狂していました。ブルテリアはその当時に最強、最高の闘犬を目指して作り上げられた犬種なのです。

ブルドッグとオールド・イングリッシュ・テリアを交配して「ブル・アンド・テリア」として生まれ、圧倒的に大きな牛や熊と戦うために作られたことから、勇猛果敢で恐れを知らず屈強かつ機敏な犬種に磨き上げられました。

後に闘犬が廃止になってからは強さではなく容姿の美しさを重視して繁殖を行われるようになりました。

1860年頃にはイギリス・バーミンガムで畜犬商を営んでいたジェームス・ヒンクスによって、ホワイト・イングリッシュ・テリアが掛け合わされ、真っ白な被毛を持つホワイト・ブルテリアが生まれました。

この真っ白なブルテリアは、これまで闘犬界以外では見向きもされなかったブルテリアのドッグショーにおける地位を引き上げ、一躍世界に人気を広めたのです。

闘犬とは言え、自ら戦いを仕掛けるのではなく徹底的な防御と反撃のみのファイトスタイルを持つブルテリア。その能力と容姿から「白い騎士」と呼ばれ大人気となったのです。

ホワイト種に固定化するための繁殖が続けられましたが、先天性疾患などの問題を鑑みて1900年頃には、スタッフォードシャー・ブルテリアが掛け合わされ有色のブルテリアも登場します。一時は有色種は認められませんでしたが、1936年にはアメリカでも犬種登録されホワイトとともに認知されるようになりました

ちょうどこの頃から、小型のブルテリアやこれまでの基準にあわなかった「小さすぎる」ブルテリアを掛け合わせてミニチュア・ブルテリアが生みだされ、イギリスではブルテリアと別の犬種として認定されることとなりました。

アメリカAKCの認定を受けたのは1990年代に入ってからですが、ブルテリアはアメリカでも人気が高い犬種ということもあり、飼育しやすいサイズということからも注目を集めています。

ミニチュア・ブルテリアの性格:強く勇敢で愛情深い情熱家

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ミニチュア・ブルテリアの性格は、闘犬として作り出されたブルテリアの気質を引き継ぎ、勇猛果敢で物おじしない気の強さを持っています。

とは言え、戦闘能力や攻撃性が高いというよりも神経質でかんしゃくを起こしやすく熱くなりやすい面が強く出ており、元となったブルテリアに比べてややテリアに近い気質と言えるでしょう。

家族に対してはとても優しくおどけるようなしぐさで人を喜ばせることが大好きな犬種。遊びやいたずらが大好きで、にぎやかな輪の中心にいることを好みます。

子供に対してはあまり大らかな方ではなく、子供特有の甲高い声や構い方にカッとなってしまうこともあるので、初めて子供と接する時などは必ず飼い主がそばにいるようにして見守りましょう。

やや頑固で独立心も強いですが、やる気や忠実さも持ち合わせているためしつけにおいてもそれほどむずかしくはありません。しかし、闘犬としての気質を持っているということは決して忘れてはいけません。訓練やトレーニングをきちんと積み重ねていけば強い信頼関係を築くことができるでしょう。

ミニチュア・ブルテリアの寿命はどれくらい?


ミニチュア・ブルテリアの平均的な寿命は11~14歳。

あくまで平均なので個体差は非常に大きいといえるので、それぞれの体調やライフステージに合わせて食事や運動量、生活スタイルを見直すようにしてあげましょう。

ミニチュア・ブルテリアが気をつけるべき病気

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ミニチュア・ブルテリアに多い病気には膝蓋骨脱臼や水晶体脱臼などがあり、ホワイト種については聴覚障害、皮膚炎、心疾患なども起こりやすいと考えられています。

目や耳、関節などそれぞれ検査によって状態を把握することができるので、気になることがあれば動物病院で検査を受けるようにしましょう。

ミニチュア・ブルテリアの飼い方や向いている家庭


ミニチュア・ブルテリアは特に吠えやすい犬種でもなく、サイズも小さめなので住宅密集地やマンションなどでも飼いやすい方だと思います。

ブルテリアに興味はあっても、その大きさや気質がネックとなって飼うことができないという人には最適な犬種。

サイズは小さめでも非常に活発でタフなので、たっぷり自然の中で遊んだり走り回ったりする機会を作ってあげると嬉々とした表情を見せてくれると思います。日頃は適度な散歩で十分ですが、時には自然の中で探索するような外遊びに連れ出してあげられるような家庭に向いているでしょう。

愛情深い性格なのですばらしい家庭犬になりますが、やや神経質で頑固な一面も持っているので「気に食わない」場面では攻撃性を見せることもあります。

特に、子供に対してそういった態度に出ることがあるので、子供がいる家庭では、家族みんなで訓練やトレーニングを行うようにしましょう。

ミニチュア・ブルテリアの愛くるしい姿満載の動画♡

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遊び好きで目に入るものすべてに興味津々なミニチュア・ブルテリアの子犬の姿にメロメロです♪

子犬ながらも動きの敏捷性はさすがです!!

ミニチュア・ブルテリアの魅力と特徴まとめ


愛らしい表情とおどけた仕草、小柄ながらたくましい体・・・何だかアンバランスで愛嬌たっぷりのミニチュア・ブルテリア。飼い主に対して忠実で、元気いっぱいの性格がきっと家庭を明るくしてくれることでしょう。

家庭で迎える時は、たっぷり遊んでしっかりしつけをして楽しく素敵な関係を築いて下さいね!

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Tsunayoshi MEG
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