ピットブルの面影すら消えていた保護犬

引用の出典元:www.youtube.com

ある日、動物保護団体の『AMA Animal Rescue』が発見したのは、ガリガリに痩せ弱り切ったピットブルでした。高齢であることだけが理由ではありません。

彼の首には体にそぐわない鉄製の鎖が巻かれ、それは壁に固定されていました。皮膚病によって皮膚はただれ丸裸、もちろん爪も伸び放題であきらかに飼育放棄状態です。

このピットブルは飼い主に甘えることも遊ぶことも知らず、冷たいコンクリートの床に身を伏せて体力を温存することしかできなかったのです。

がっちりとした体が魅力のピットブルらしさは微塵も感じられません。彼の姿は、ただの一度も飼い主から愛さたことがないことを証明していました。

10年以上に及ぶ飼育放棄で不自由な体に



動物保護団体のスタッフが鎖に繋がれたピットブルに近づくと、驚くことに彼は尻尾を振ったのです。

スタッフはその場でドッグフードと水を与えましたが、食べている最中も嬉しそうに尻尾を振り続けるのでした。

ピットブルが落ち着いたところで車に乗せ、施設に連れて行き獣医の診断を仰ぐことに。

獣医は、おそらく10年以上もこんな状態で飼育されていたのではないか、と推察しました。そのせいで皮膚病ばかりか関節も変形していたのです。

さらに、目はかすんではっきりとは見えていないことが判明します。耳もほとんど聞こえない状態であることもわかりました。

ピットブルは純粋な心を忘れていなかった



スタッフたちは、この犬に"ノーマン"と名付け、治療を続けます。ノーマンは一切人間に可愛がられたことがないにもかかわらず、スタッフの笑顔に尻尾をブンブン振って応えます。

ノーマンは自分の犬生を決してあきらめず、純粋な心を持ち続けていたのです。毎日のご飯をモリモリ食べ、治療にも協力的でした。



リハビリを兼ねたスタッフの呼びかけに、懸命に歩み寄ります。固まった関節は自由が効かずまっすぐ歩くことはできませんでしたが、その足取りや表情は喜びに満ち溢れていました。

1ヶ月ほど経ったころには、ノーマンは「マテ」もできるようになり、オモチャをくわえて持ってくることまで学習したのです。

ノーマンの体は年老いてしまいましたが、心はまさしく少年のようにキラキラと輝いています。

辛い過去に囚われることなく人間との交流を楽しみながら、そして一生懸命に様々なことにチャレンジするノーマンがいじらしくて、思わず涙が溢れてきます。

生きる力を信じることこそ尊い姿



「もうこれなら大丈夫」そう判断したスタッフたちは、ノーマンが余生を楽しく過ごせるような里親さんを探し始めます。

すると、早い段階で1人の女性がノーマンの家族になりたいと名乗り出ました。彼女は、足や目が不自由なノーマンを迎え入れるために、スロープを作るなど家のリフォームまでしたのだそうです。



あれほど痩せて弱々しかったノーマンはもうどこにもいません。ノーマンの第2の犬生は、私たち人間にどうやって生きていくべきなのかを教えてくれるようです。

彼は、生れた時から自分に与えられている"生きる力"を信じて、力強く前に進み続けていくことでしょう。

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