虐待の過去が犬の性格を歪めてしまった

引用の出典元:www.youtube.com

シェパードミックスの"カイリー"は、1年以上も前にアメリカ・ジョージア州ディカーブ郡の施設に保護されました。

しかし、過去の虐待のせいで人間不信になっていたカイリーには、致命傷とも言うべき「噛み癖」が付いていたため、なかなか里親候補が現れません。

カイリーの世話を担当していたジャクリーン・ベルリンさんは、「カイリーは過去に起きた出来事から、知らない人に対して噛み付こうと威嚇吠えが治らず、このままでは安楽死しかありませんでした」と語っています。

そしてついに、カイリーは安楽死リストにピックアップされてしまうのです。

保護犬のすべてを受け入れた里親が見つかる!

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ジャクリーンさんは、安楽死が迫るカイリーに何とか里親を見つけてあげたいと必死でした。わずか3歳のカイリーがむざむざ安楽死させられることに耐えられなかったのです。

問題を抱えた犬に里親を見つけるのは本当に難しいことだとはわかっていても、多くの人にカイリーの魅力を伝えるべくFacebookに投稿することに。

カイリーが過去に虐待されたこと、そのせいで噛み癖が残っていること、それでも愛情をかけて育ててくれるソウルメイトに出会えることを、祈るような思いで赤裸々に綴りました。

このタイミングで里親が現れなければ、間違いなくカイリーには安楽死という悲しい運命が待ち受けています。そんな切迫した状況の中、スージーさん夫婦から連絡が入りました。

カイリーの過去の虐待や噛み癖など、そのすべてを理解した上でカイリーを家族に迎えてくれると言うのです。

ジャクリーンさんと十分に話し合い、カイリーはスージーさん一家に迎え入れられました。

愛犬は異常なまでに吠えて危険を知らせた

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安楽死の危機から救われたカイリーでしたが、スージーさんの家族になった当初はなかなか慣れず、大変な苦労をします。

カイリーが問題行動を起こしても、それは彼女が過去に受けた心の傷がまだ癒えていないからだ、とスージーさん家族はカイリーを愛し続けます。

それでも1週間、2週間と時間が経つごとに、カイリーと家族の間に信頼関係が築かれていきました。

カイリーとの暮らしが1カ月近く経った年末、カイリーは夫婦の目を見て異常なまでに吠え始めたのです。その姿はスージーさんたちを威嚇するものではなく、明らかに注意を引いている吠え方でした。

「カイリーは、何かを懸命に伝えようとしている」そう理解したスージーさんを、カイリーは外に引っぱり出したのです。

庭に出たカイリーは、ある場所の周辺でグルグル回り始めました。スージーさんはカイリーが伝えようとしていることが何なのかがすぐに分かったと言います。

なんと、カイリーがグルグル回っている辺りにはガスのニオイが充満していたのです。カイリーは、そのニオイが危険だということを本能的にキャッチしたのでしょう。

里親を待つ保護犬にチャンスを!

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すぐにスージーさんは消防に連絡し、まもなく消防車が到着しました。このガスは、子どもたちがたくさん住んでいる近隣のアパートから漏れ出しているものでした。

もし、カイリーがスージーさんに吠えて知らせていなければ、大惨事を引き起こしていたことは間違いありません。

ほんの数週間前には安楽死の運命にあったカイリーは、飼い主の命、そして住民の命を守ったヒーロー犬としてニュースでも報道されました。

スージーさん夫婦は、このカイリーの物語が里親を必要とする保護犬たちにチャンスを与えるきっかけになれば、と願っています。

虐待による問題を抱えていたカイリーでしたが、人から愛される喜びを知って、何としても飼い主を危険から守り恩返ししようとしたのかもしれません。

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