悪臭とネズミのフンだらけの廃墟

引用の出典元:www.youtube.com

イギリスの動物医療チーム『Viktor Larkhill(ヴィクトル・ラークヒル)』に、廃墟と化した鶏舎に住んでいる犬を助けてほしいと依頼が入ったのは2016年の12月21日でした。

現地に到着した創設者のドクターイヴァンは、依頼者に案内されて鶏舎の奥へと進みます。

足の踏み場もないほどに散らかったままの鶏舎内は酷い臭いが漂い、床はネズミの糞尿や砂ぼこりが溜まっていました。

依頼者が指さした、乱雑に置かれた諸々の道具の片隅に目をやると、その犬は布団の上に弱々しく座っていました。

すぐ近くにはドッグフードが大量に入ったトロ箱があり、依頼者が犬に用意していたのかもしれません。

犬は悲しい表情のまま、ときどき横目でドクターイヴァンを見つめます。犬の体からは被毛は抜け落ち、かさぶただらけになっていました。

病気だらけの犬に治療が施されて

引用の出典元:letsadoptinternational.com

段ボールに入れられた犬は鶏舎から車へと運ばれます。その表情は中にいたときとはまったく違い、まるで初めての風景をみるかのごとく目を見開いていました。

ドクターイヴァンは、おそらくこの小さなオス犬は何年も前からこの地下牢のような鶏舎に住んでいたのではないか、と推測します。

捨て犬なのか、野良犬として生き延びるためにこの場所を選んだのか、どうやって命を繋いできたのか、犬の過去は誰にもわかりません。

ただ、今の彼には病気の治療が必要なことだけは明らかでした。悲し気な目をした犬に"トビー"と名付け、ドクターイヴァンは診察を始めます。


診察台に乗せられたトビーは、かろうじて立つことはできるものの1歩も歩くことができません。

診察の結果、トビーの体はサンチョウバエを媒介に広がる「リーシュマニア症」という人獣共通感染症によって皮膚に潰瘍ができ、脱毛してしまったことが判りました。

さらに、マダニによる「エーリキア症」にかかっており、骨にも異常が見られ、耳は咬みちぎられたように変形していたのです。

特にトビーの左足関節は「リーシュマニア症」の影響で完全に変形しており、チタン板を入れて脚を安定させて歩けるようにする手術が必要でした。

『Viktor Larkhill』はトビーの手術や治療への寄付を募り、多くの支援者たちから十分な寄付金が寄せられました。

幸せな日々が約束されたトビー

引用の出典元:www.youtube.com

そして4ヶ月後。トビーは無事に手術を終えリハビリを開始しました。おとなしい性格で幸せを知らないまま大人になったトビーには、健康な体とともに残りの人生を愛おしんで、彼を守ってくれる家族も必要です。

『Viktor Larkhill』では、トビーの永遠の家族を探し始めました。できれば、すでに犬を飼っている家庭であることも条件に入れて。

そしてついに!2017年7月、待望の里親が決まりました。ドクターイヴァンはトビーと女性通訳と医療スタッフを車に乗せ、スペインの片田舎までの長距離ドライブを満喫しました。

初めてトビーを見た里親は「彼はとってもシャイなんだね!」と抱き寄せキスをします。トビーも初めて来た場所と新しい飼い主にドギマギしている様子です。

トビーを迎えてくれたのは里親だけではありません。大きな体のミックス犬もトビーの到着を待ちわびていました。

家族と医療スタッフたち全員でトビーのウェルカムパーティーが賑やかに行われ、ようやくトビーに幸せが訪れたのです。


後日、ドクターイヴァンたちは再び里親家族を訪問し、「ボンジュール、トビー。寂しかったよ~!元気にしていたかい!?」と再会を果たします。

先住犬に見守られてゆっくりと歩むトビーの姿は医療スタッフ全員の胸を熱くし、これからもたくさんの犬の命を救い続けることを改めて決意させました。

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