飼い主が子犬の異変に気が付く

引用の出典元:www.facebook.com

アメリカの南中部に位置するテキサス州に暮らすマリーさんは、子犬と飼おうと農家を営むブリーダーを訪問し、オーストラリアン・シェパードの子犬を家族として迎え入れました。

血統書付でとても健康だとブリーダーから聞いていたのですが、自宅に連れ戻ってからの子犬の様子がどうもおかしいのです。

まるで、自分がどこにいるのかがわからないかのように、壁にぶつかるのです。

ティベリウスと名前をもらった子犬は、その動きからまったく目が見えていないようでした。ブリーダー自身も、ティベリウスが普通に走り回っていたので、盲目だとは気が付かなかったのだそうです。

おそらく、コリーアイという代表的な犬の遺伝的眼疾患の一つではないかと思われます。コリーやボーダーコリー、オーストラリアン・シェパードといった犬種に多く発症する病気と言われています。

本来、ブリーダーであれば、コリーアイには細心の注意を払って繁殖しているはずなのです。

盲目の子犬のために兄弟犬を迎えたい!

引用の出典元:www.facebook.com

マリーさんは、ティベリウスが盲目であることに気付いた後、ブリーダーを再訪問しました。マリーさんはオーストラリアン・シェパードの子犬を返しに行ったのでしょうか?

マリーさんは盲目の子犬を返すどころか、「盲目という障がいを抱えた子犬の家族として、精一杯の愛情をかけて育てたい!」そう決断しての再訪問でした。

この子犬がより楽しく暮らせるために何をすれば良いのかを考えた結果、同じ母犬から産まれた兄弟犬も譲り受けることにしました。

一緒に成長してきた兄弟犬がいれば、ティベリウスも安心して暮らしていけるのではないか、と思ったのです。

兄弟犬同士の思いやり

引用の出典元:www.youtube.com

新しく家族として迎えたオーストラリアン・シェパードの子犬は、ブッカーと名付けられます。なんといっても兄弟です。その日から2頭はいつも一緒に過ごし、息もぴったりです。

ティベリウスは、目は見えなくても音や匂いに敏感で、ブッカーの居場所はすぐにわかります。ティベリウスも心得ているようで、ティベリウスが安全に暮らせるように導いてくれます。

さすがは牧畜犬だけあって、遊び方はまるで狩りをしているようです。前脚を片方だけ持ち上げ体を低くして相手に近寄ります。

2人の仲良く遊ぶ姿を見る限り、とてもティベリウスが盲目だとは思えないほどです。

わけ隔てのない慈愛に感動

引用の出典元:www.facebook.com

2頭が2歳になったころ、マリーさん一家はテキサス州からミネソタ州に引越しをして、今も家族全員が毎日元気に暮らしています。

それにしても、飼い主のマリーさんの行動は尊敬に値するのではないでしょうか。誰しも、できれば大変な思いはしたくないはずです。

しかし、ティベリウスが盲目だと気付いたとき、彼女はブリーダーさんに対して怒るわけでもなく、責めるわけでもなく、ましてや代犬を要求するわけでもありませんでした。

実際に愛しい家族を目の前にすれば、そんな負の感情は愛のパワーで溶かされてしまうのかもしれません。

マリーさんにとって、子犬が盲目であろうが健常であろうが、大切な家族であることに変わりはなかったのですね。ひたむきに愛犬の幸せを追い求める姿には、人間が本来持っている慈愛を感じます。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo