高速道路脇をうろつく捨て犬

引用の出典元:www.thedodo.com

その日、運転手のダン・オグレイさんはオハイオ州を出発し、南に15時間ほど走りフロリダ州の高速道路上を走行していました。ふと彼は、道路脇でうろついている捨て犬を発見します。

このまま放置しておけば車に轢かれて最悪の事態も起きかねません。ダンさんは車を路肩に寄せると、捨て犬のいた辺りまで急いで戻りました。

その間も、高速道路を何台もの車が猛スピードで走り抜けていきます。ダンさんは捨て犬に万が一のことが起きないことを祈るしかなかった、と当時の胸中を語っています。

ようやく捨て犬の元に到着しましたが、ジャックラッセルテリアと思われる犬はダンさんに向かって吠え続け、断固保護されることを拒否し続けます。

しかし、よくよく観察してみると捨て犬はダンさんに吠えているのではなく、「森のほうに来て!」と懸命に訴え続けていることが判りました。

真っ白くて可愛い仲間が待っていた

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ダンさんはジャックラッセルテリアの誘導するままに、路側帯の森の中に足を踏み入れます。

すると、彼の目に飛び込んできたのは、真っ白のウサギでした。明らかに野ウサギではなく、ペットとして飼われていたウサギだったのです。

人間から捨てられたウサギは、ジャックラッセルテリアと一緒にこの小さな森で懸命に生きていたのでしょう。

捨て犬が保護されるのを拒否してまで助けてほしかったのは、大好きな仲間のウサギでした。

事情を理解したダンさんがウサギを抱っこすると、ジャックラッセルテリアは静かに彼の後ろを付いてきました。

ダンさんのトラックに乗せられた犬とウサギ。もうこれで彼らの命が危機にさらされることはありません。

離ればなれになってしまった仲間

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ダンさんは車に乗せてあったサンドイッチを犬に、サラダをウサギに与えました。そして、地図を確認すると、そこから一番近いジョージア州の動物保護施設まで車を走らせます。

その間、ダンさんは可愛い乗客たちに素敵な名前を考えます。見つけた場所からイメージして、ジャックラッセルテリアには"ハイウェイ"、ウサギには"インターステイト(州間高速道路)"と名付けました。

動物保護施設に到着したダンさんは、犬とウサギを保護したことを伝えます。しかし、その施設では犬はOKですがウサギはNGだと言われてしまいます。

仕方なく、ジャックラッセルテリアのハイウェイだけを施設にお願いしました。残念ながら、大切な仲間だった2人は離ればなれになってしまったのです。

ひとりぼっちになってしまったウサギのインターステイトのために、ダンさんは木箱を購入してハウスを作ってあげました。

そして、彼は思い出したのです。

「確かオハイオ州の『Humane Societyof Summit County(ヒューメインソサイエティオブサミットカントリー)』で、ウサギを保護していたよな」と。

すぐさま彼は15時間もかかる北へと再び車を走らせました。

種を超えた男の友情は永遠に

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犬とウサギがそろって同じ里親さんに迎えられることが理想でしたが、こればかりは仕方がありません。

その後、ジャックラッセルのハイウェイは、ジョージア州の施設で里親さんと出会うことができたそうです。

一方、ウサギのインターステイトはというと、労をいとわずにダンさんが持ち込んでくれたオハイオ州の施設にいます。

施設の診断でミニロップとライオンヘッドのミックスで、生後3ヵ月程度のオスと判明しました。里親さんが迎えに来てくれるのを、今日か明日かと耳を長~くして待っています♪

【ジャックラッセルテリアの特徴と性格】にあるように、普通であれば小動物を見ると捕殺本能が発揮されてしまいます。お腹が空いていただろうに、獲物にもなり得るウサギと仲良く暮らしていたなんて驚きです。

2人は別々の空間で生きることになってしまいましたが、種を超えた男の友情を互いに忘れることはないでしょう。

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