衰弱した状態で保護された犬

引用の出典元:www.youtube.com

スイスの動物保護団体がメスの"カネッラ"を救出したとき、彼女の体は痩せ細って骨と皮だけになり最悪の状態に陥っていました。

さらには右前脚にひどい怪我を負っており、カネッラの脚は切断手術により失われ、3本足で生きる運命に。

前脚がない状態で歩くことは大変な困難を極めましたが、カネッラの心は決して折れることはありませんでした。

しかし、ほどなくして彼女の左脚にも問題が起き始めたのです。最初は小さな痛みだったものの、徐々に歩くことができないほど最悪になってしまいます。

動物保護団体の救助者はカネッラを動物病院に連れて行きましたが、鎮痛剤を出されるだけで根本的な原因の究明はされず、ますます悪くなってしまったのです。

安楽死を勧められたものの…



右前脚は切断、残った左脚も原因不明のまま足首が強く変形していく一方のカネッラに、獣医師は彼女のための最良の選択肢として安楽死を勧めました。

しかし命を繋いだ救助者は、カネッラが歩けないことが理由で安楽死させることに同意できませんでした。

「このままカネッラを死なせることはできない。彼女のために私たちは何かできるはず」と、『ビクトル・ラークヒル』の医療チームに一縷の望みを託して相談します。

放置すれば命を落とす恐ろしい病気だった

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ビクトル・ラークヒルで診断を受けた結果、カネッラの足首の変形の原因は「リーシュマニア症」によるものだと判明したのです。

リーシュマニア症とは、リーシュマニア原虫による感染が原因で、サシチョウバエ類が媒介する人獣共通感染症です。

その症状は内蔵型と皮膚型に分かれ、体重減少や嘔吐、肝臓・脾臓の肥大、リンパ節の腫れなどが診られますが、放置すれば命を落とすことも少なくありません。

カネッラは皮膚症状と結節の腫れがあったので、皮膚型のリーシュマニア症だったのかもしれません。

カネッラの状態もこのまま放置しても良くなる見込みはなく、唯一の回復方法は手術することでした。関節固定と呼ばれる手技により脚を正常に動かせるようになるのです。

再会で交わされた愛の叫びが止まらない

引用の出典元:www.youtube.com

そして、スイスの救助者2人は、脚の手術を受けたカネッラに会うためにビクトル・ラークヒルを訪れました。

女性の救助者は再会の喜びと不安からか、思わず涙が溢れだします。その気持ちを受け止めた男性救助者は優しく彼女の肩を抱きしめます。

まだ左脚にギブスやカテーテルが付いたままのカネッラでしたが、2人の顔を見るなり大きく尻尾を揺らして喜びを表現しました。

喜びのあまり脚をバタバタさせたせいでカテーテルは外れてしまいましたが、カネッラはそんなことはお構いなしです。

救助者がカネッラの身体を愛おしそうに撫で回すと、カネッラもお腹を出したりキックしたりして犬の愛情表現で応えます。互いの「愛してる」の叫びは延々と続きました。

医療チームの誰にでも嬉しそうに尻尾を振っていたカネッラでしたが、本当は不安で不安で仕方がなかったのかもしれません。

ビクトル・ラークヒルでのリハビリは6カ月にも及びました。手術直後は上手く歩けなかったカネッラでしたが、今ではリードをグイグイ引っ張るほど力強く歩けるようになったのです。

そして、ようやくビクトル・ラークヒルからカネッラをスイスに連れて帰れる日が訪れました。

優しくカネッラを抱きしめる救助者の胸でリラックスするカネッラの顔が印象的です。人と人、人と犬、種は違えども互いを思いやり愛する姿は実に美しいもの。

スイスに戻ったカネッラが救助者の家で暮らすのか、それとも里親の元で新たな犬生を始めるのかはわかりません。

しかし、カネッラが幸せな犬生を歩めることだけは間違いありません。3本足で大変な局面もあることでしょうが、元気で長生きしてほしいですね!

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Tsunayoshi ひまわり
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