隣人は靴を噛んだ子犬を虐待した



2016年5月、犬に優しい国と言われるタイで、考えられないような事件が起きてしまいました。

ある日、高齢の女性が飼っているオスの子犬"コーラ"は家を抜け出し、隣人の敷地内に落ちていた靴をオモチャ代わりに噛んでしまったのです。

自分の靴をボロボロにされた隣人の男は、子犬の仕業に激怒します。飼い主は男性に謝罪し弁償させてほしいと伝えたのですが、男は納得せず恐ろしい計画を企てます。

その夜、男は鋭利な刃物を持ち、コーラの前足を切り落としてしまったのです。

そして、飼い主に向かって「誰かにこのことを言ってみろ!お前が大事にしている他の2匹も殺してやるからな!」と怒号を浴びせました。

男は逮捕されたものの…



コーラの飼い主は、泣きながらタイの動物保護団体『Soi Dog Foundation(SDF)』に電話を入れました。失血状態にあったコーラは、ただちに緊急手術室へと運ばれます。

かろうじてコーラの左前足はつながっていましたが、右前足は完全に切り落とされていたのです。なんとか一命は取り留めたものの、上手に歩くことはできなくなってしまいました。

SDFは警察にこの事件を通報し、男はほどなく逮捕されたものの、わずか懲役1ヶ月が科せられただけ。しかも、男は「単なる事故なんだ」と、自らの犯行ではないと言い張ったというのですから、呆れてものも言えません。

ここまで残虐な行為に対してあまりにも軽い刑には、誰しもが納得できないところではないでしょうか。

歩ける喜びに尻尾を振って駆け寄るコーラ



SDFの医療チームはコーラの心身のケアを数ヶ月間に渡り続けました。そして、コーラが再び元気に走り回れるように、と義足を装着することに。

両前足に義足を着けてもらったコーラは、「ありがとう!」と医療スタッフの顔を舐め、早く歩きたくて仕方がない様子です。

「よーしコーラ、これで歩けるぞ!」の声に、コーラの尻尾はグルングルン。少し床が滑りますが、コーラは4本足で上手に歩けるようになりました。

コーラは医療スタッフ一人一人に駆け寄って、再び歩けるようになった喜びを伝えているようです。

あれほどまでに怖い思いをしたにもかかわらず、人間不信にもならずコーラは元気な笑顔を見せてくれました。

コーラは新しい家族と暮らすことに



階段も上手に昇れるようになったコーラには、もう1つ乗り越えなければいけないことがありました。

それは、高齢の飼い主さんがコーラの引取りを拒否したため、新たな家族の元で暮らさなければいけないことです。

義足のコーラの面倒を完璧に看てあげられないこと、そして、隣人が出所してきているためコーラの安全を考えてのことだったようです。

しかし、SDFの創設者のメンバーでもあるジョン・ダリーさん家族が、すぐにコーラの新たな家族になりました。

実は、ダリーさんの妻、ジルさんも両足を切断し義足で生活していたのです。以前、保護した犬に足を噛まれ、感染症により足を切断するしかありませんでした。

ダリーさん夫婦は、「コーラは本当に強く優しい心を持った犬です。これからはもうコーラが悲しい目に遭うことはありません」と力強く語りました。

残虐な人間のせいで義足で生きていくことになったコーラ。そんなコーラが誰よりも理解し思いやってくれる家族に出会えたことだけでも、不幸中の幸いだったと捉えてあげるべきなのでしょう。

コーラは今、ダリーさん家族や保護された先住犬たちと暮らしており、家の近くの海辺を散歩するのが楽しみなのだそうです。

義足は本物の足に比べれば大変なこともたくさんあると思いますが、コーラには思う存分遊んでほしいですね!

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Tsunayoshi ひまわり
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