幸せなセカンドチャンスを掴んだ元保護犬

引用の出典元:www.facebook.com

ジェブが病気のケネスさんの家に来る1年前のこと。飼い主が死亡したことで、ジェブは動物保護団体のモリソンさんに保護されました。

79歳になるケネスさんは、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)という、遺伝子異常による筋力低下や感覚低下を引き起こす病気を患っています。

ケネスさんの娘でもあったモリソンさんは、元保護犬だったジェブには介助犬の素質があると見抜きます。そして、しかるべき訓練を受けたのち、介助犬として迎えられることになったのです。

ジェブはほかの3匹の犬、7匹の猫たちと調和を保ち、ケネスさん家族に愛されて幸せに暮らしていました。

8カ月が過ぎたある夏の日のこと、とんでもない出来事に巻きこまれてしまうのです。

ケネスさんの隣人、クリストファーという人物が飼っていたポメラニアンが何者かに噛み殺される、という事件が発生しました。

そして、「私は小さなポメラニアンの上にまたがっているジェブを目撃したんだ」と主張したのです。

確かにその日、ジェブはケネスさんのそばにはおらず、ほかの3匹とともにクリストファー家とは反対方向にある大好きな池で遊んでいました。

介助犬に殺処分宣告が下される

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クリストファーさんの通報で現場に到着した動物管理局は、ジェブは危険な動物だと判断してケネスさんの元から連れ去ってしまいました。

ケネスさん家族は、「ジェブはハエさえも傷付けることができないほど優しい犬なんです」と、ジェブの無実を主張しますが無視されてしまったのです。

無情にも連れ去られてしまったジェブを助け出すことを決意した家族は、謎の証言をしたクリストファーさんを告訴し、なんとかして冤罪を晴らそうとしました。

1カ月後に開かれた裁判で、ケネスさん家族の弁護士は、ジェブとポメラニアンの死を結びつける物理的な証拠がないことや、別の動物が殺害した可能性を指摘しました。

近所の獣医師は、この辺りで野良犬が発見されたことや、周辺の森にはキツネが生息していることを証言します。

ケネスさん家族の弁護士は、証拠不十分に付き無罪を主張したものの、地方裁判所の裁判官はジェブに殺処分宣告を下したのです。

愛犬の無罪を信じてDNA鑑定を要求

引用の出典元:edition.cnn.com

殺処分宣告にショックを受け落ち込んでしまった家族ですが、このままでは大切なジェブの命はありません。

ケネスさん家族は、証拠物として冷凍されていたポメラニアンの噛まれ傷に残ったDNAと、ジェブのDNAが一致するか鑑定を依頼しました。

フロリダ大学医学部・法医学で検査が行われた結果、傷口のDNAはジェブのものと一致しないことが判明したのです。

ジェブが動物管理局に連れて行かれてから2カ月後のことでした。

痩せて戻って来た愛犬

引用の出典元:edition.cnn.com

無事に冤罪を晴らすことができたケネス家には、今後はジェブを庭から出さないよう、安全な柵を用意することが命じられました。

ウソの目撃証言をした隣人は、日頃からジェブを怖がっていたということですから、愛犬の死をジェブのせいにして合法的に殺そうとした可能性があります。

さらに、ジェブは隣人のことを恐れている、とケネスさん家族は語っています。家族の知らない所で、以前からジェブに対して嫌がらせをしていたのかもしれません。

家族の元に帰ることができたジェブですが、体重は落ちて怖がりな性格になっていました。獣医師によると、犬が別の飼育環境に長期間置かれたあとは、確実に調整期間が必要だとのこと。

人間社会の犠牲になりかけたジェブでしたが、その後は家族の愛に包まれて穏やかな日々を過ごしていることでしょう。

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