POOCHプログラムとは?

引用の出典元:www.thedodo.com

テンダー・ラビング・カニンズ・アシスタンス・ドッグズ(Tender Loving Canines Assistance Dogs)は、傷痍軍人や自閉症患者を介助するサービスドッグを育成するためのプログラムです。

育成プログラム自体は、数多く存在する他のプログラムと大きな違いはありません。ただ、一点を除いては。実は、このプログラムは刑務所の中で行われているのです。

プリズナーズ・オーバーカミング・オブスタクルズ・アンド・クリエイティング・ホープ(Prisoners Overcoming Obstacles & Creating Hope: POOCH)がスタートしたのは、2014年のこと。今日までプログラムは首尾良く運営されています。多くのサービスドッグが訓練後、必要としている人たちのもとへ刑務所から巣立っていきました。

後にこのプログラムは、サービスドッグを育てること以上の意義があることが分かりました。

思いがけない訓練の副産物

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POOCHプログラムのディレクターのヴィクトリア・キャバリエレさんの話によると、囚人たちが時間を掛けて犬たちを訓練することで、犬たちは立派なサービスドッグになるべく成長していくのだそう。刑務所で訓練されたサービスドッグは、斡旋が上手くいきやすいのだとか。

POOCHプログラムに参加している犬たちは、刑務所内で囚人たちと共に生活します。そして、パートナーになった囚人と週2回のクラスに出席します。犬たちはそれ以外にも、週2回刑務所の外へ連れ出されます。追加の訓練を受け、公共のさまざまな場所に慣れるためです。

プログラムはカリフォルニア州のリチャード・J・ドノヴァン・コレクショナル・ファシリティー(Richard J. Donovan Correctional Facility)で試験的に開始しました。試験運用が上手く行きそうだと分かった後、刑務所内の庭で行われることに。最近では、同州のミュール・クリーク・州立刑務所でこのプログラムが導入されました。合計11匹の犬たちが刑務所内で訓練を受けており、年末までにさらに5匹の追加を予定中。

POOCHプログラムは、犬たちにだけ有益なのではありません。囚人たちの更生を助けるのにも役立っています。キャバリエレさんによると、囚人たちは犬の訓練を通じて社会復帰の機会を与えられているのだそう。

研究結果によると、犬を訓練した囚人たちは出所後、再犯率が低いことが分かっています。また、POOCHプログラムにより刑務所内ので囚人たちの暴力的な行動が減っているのだとか。

育成されるのは犬だけではない

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犬たちが傷付いたり荒んだ人間の心を癒し、私たちの心に寄り添ってくれるかげがえのない存在であるのは、愛犬家のみなさんであればすでに周知の事実でしょう。囚人たちにとって、犬を訓練・育成することは、自分自身を律し、再教育することを意味するのではないでしょうか。

犬たちは、私たちを人種や肌の色、裕福さや美醜、ステータスや過去といった基準で判断しません。

犬たちは偏見なく、まっすぐな眼差しで囚人たちに向かい合います。犬たちのその姿勢から、囚人たちが自分たちが犬たちに、ひいては社会に必要とされていると感じることができるのかもしれません。

自分が訓練した犬がどこかでサービスドッグとして立派に活躍していること。それは囚人たちにとって社会貢献でもあり、自尊心を得ることにもつながるのではないのでしょうか?

参照URL:Prisoners Are Training Puppies To Be Service Dogs

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