美しい火山と世界遺産の観光地で起きた事件

引用の出典元:jp.pinterest.com

スペインの南、アフリカ大陸のモロッコの西に、『テネリフェ島』という島があります。

スペイン領であるこの地は、日本からも観光で訪れる場所なので、みなさんの中にもご存知の方がいらっしゃるかもしれません。

島には富士山(3,776m)よりも少し低い休火山のテイデ山(3,718m)があり、登頂することも可能です。テイデ国立公園には年間1,000万人もの観光客訪れ、その数は世界一と言われています。

そんな美しい景観と歴史が漂う島の街、ラ・ラグーナでこの事件は起きてしまいました。

世界遺産の文化遺産に登録されたサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ (略称:ラ・ラグーナ)の歴史地区には、16~18世紀に建てられた教会や邸宅などが並んでいます。

世界遺産に登録された建物は、大体が「お!」と目を引く外観。
入口のあたりには、スペイン語、英語、ドイツ語でも説明が出ているのが親切でした。

ラグーナ・ナバリア・ホテル&スパ前のアデランタド広場周辺にもそんな建物が目白押し。

出典:『世界遺産サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナの町並みの中にある修道院』by SUR SHANGHAIさん - サンタ カタリナ修道院のクチコミ - フォートラベル

人々が気付いたとき犬はすでに窓際に

引用の出典元:metro.co.uk

観光客が数多く行き交うラ・ラグーナ。ある建物の3階の窓から、犬が今にも落ちそうな状態になっているのが発見されました。

観光客が心配そうに見上げる中、地元の若者たちが機転を利かせ、布を用意して建物の下で身構えます。

もうすでに警察には連絡をしていますが、到着を待っている間にも落ちそうな犬をなんとしても守らなければいけません。

遠くには何匹かの犬の鳴き声が聞こえています。



犬は自ら壁をつたって下へ行こうとしています。

次の瞬間、犬は、彼らが広げていた布の中心に見事真っ逆さまに落下しました!路上で見守っていた観光客からは悲鳴が上がります。

そして、中国人でしょうか、「アイヤ~!」の大きな声が聞こえる中、そこにいた人たちから拍手が沸き起こりました。

「生きたい!」その一心で飛び降りたか!?

引用の出典元:metro.co.uk

地元の若者のおかげで、3階の高さから落ちたにもかかわらず犬は無傷でした。警察は彼らに対して犬の命を守ってくれたことに感謝しました。

しかし、いったいなぜこの犬が窓から降りた、もしくは落ちたのかはわかりません。

ただ、完全に栄養失調状態に陥ったガリガリの体を見れば、「この部屋にいたら死んでしまう、生きたい!」そう決断したのではないでしょうか。

おそらくは、エサだけでなく水すら長い期間飲んでいないように見えます。必死の行動とはまさにこの犬のことを言うのでしょう。

この事件を受けて警察が犬の所有者を取り調べると、犬は、テイデ国立公園で拾ってきたことが判明しました。さらに、なぜこんな痩せ衰えた状態になっているのか、調査中とのことです。

肝心の犬の状態ですが、現在は獣医によって治療が行われています。深刻な栄養失調ではありますが、命の危機はなく完全回復する見込みです。

それにしても、ここまでの栄養失調状態に追い込まれた中で、よくぞ生きていましたよね。窓から飛び降りたときは、もう意識そのものがもうろうとしていて、生存本能だけで動いていたのかもしれません。

助かった犬に幸せな第2の犬生が訪れますように。

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