シェルターの『典型的な保護犬』と思われていた犬

引用の出典元:www.thedodo.com

シェルター出身の犬だって特別であることを証明してみせたのは、ピットブルのレディー。

レディーはアメリカのバージニア州にあるボルチモア・アニマル・レスキュー・アンド・ケア・シェルター(BARCS)に保護されていた犬のうちの一匹です。このシェルターには、毎年11,000匹もの犬がやってくるといいます。

BARCSのコミュニケーション・ディレクターとして働くベイリー・ディーコンさんによると、レディーは『典型的なシェルターで見過ごされがちな犬』だったそう。

見過ごされがちな犬とは、性格に問題もなくてシェルターの職員やボランティアにも可愛がられているにもかかわらず、なかなか里親が見付からない犬のことです。

シェルターを訪ねてきた潜在的な多くの里親たちは、来る日も来る日もレディーの前を素通りして行ったそうです。野良犬としてシェルターに連れてこられて数カ月経過していたレディーには、人の気や同情を引くような身の上話すらなかったのだとか。

また、レディーがシェルターでは珍しくもなんともない犬種であるピットブルであることが、さらに状況を悪くしていました。

運命的な出会い

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そんなレディーに転機が訪れたのは、3月のこと。ペンシルバニア州メカニックスバーグに住むマンディー・ウェイカートさんとパートナーのクリス・カンペルさんの二人は、片道2時間半も掛けてボルチモアのBARCSへやってきました。

ふたりが以前里親として迎えたのは、病気の老犬でした。彼らの自宅をホスピスとして、最期の日々を幸せに過ごしてもらうのが目的でした。

その犬は彼らの元で一週間だけ生き、それは、まさにほろ苦い経験だったそう。そのことがあって、今度はもう少し若い犬を引き取りたい、とふたりは考えていたのです。

シェルターでマンディーさんがレディーに対面したとき、レディーは側転をしてしまうほどの大騒ぎだったのだとか。

おちゃらけたり、走り回ったり、そこら辺の物を落としたり…そんなレディーのはちゃめちゃな様子はマンディーさんを笑わせました。レディーなら私を生涯笑い続けさせてくれるに違いないと確信したマンディーさん。

レディーに秘められていた特別な力とは?

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こうしてマンディーさんとクリスさんに引き取られたレディー。ふたりは帰宅後、シェルター出身の犬に対する概念をレディーによって完全に打ち砕かれることとなったのです。

BARCSのベイリーさん曰く、多くの人がシェルターにいる犬に対して何らかの誤解を抱いているのだそう。犬には欠陥があるに違いないとか、問題行動があるに違いないとか、または何か良くないことをしたためにシェルターに連れられてきたに違いないとか…実際には、そういった例は少ないといいます。

マンディーさんがレディーを職場に同行することにしたある日のこと。マンディーさんが看護士として勤務する癌患者専用のクリニックで、レディーは彼女が持つ特別な能力を発揮します。

シェルターでは影が薄く、特に期誰からも期待もされていなかったレディーが、癌患者を元気付け始めたのです。レディーの存在そのものが、患者を笑顔にしたり笑わせたりすることが分かりました。

彼女がそばにいるときは、患者は辛い治療や状況を考えずにいられるのです。その姿はもはや、犬と一緒にいる癌患者ではなく、犬と一緒にいることに喜びを感じる人間そのものでした。

現在は、レディーはクリニックに常駐し、患者にはなくてはならない存在になっています。レディーは自分の任務を真剣に受け止め、毎朝マンディーさんの運転する車を待ってクリニックへ向かうのだとか。

シェルター出身のレディーが持つ影響力

引用の出典元:www.thedodo.com

このことについて、BARCSのベイリーさんは驚きを隠せません。シェルターにいたときのレディーを見るだけでは、彼女の特別な能力は見抜けなかったといいます。

ベイリーさんはレディーの一件を、シェルターのピットブルに偏見を抱いている人々の意識を変える良い例だと考えています。彼女は、ピットブルもまたほかの犬となんら変わりのない素晴らしい犬種だと信じているからです。

ピットブルという犬種のハンデを背負っているだけでなく、シェルター出身の犬という偏見もあったレディー。レディーの成功例は、固定概念に捕らわれていると、その犬が持つ素晴らしい魅力を見過ごしてしまうかもしれませんよ、と私たちに教えてくれているのでしょう。

参照:Shelter Dog Lets Cancer Patients Know She's There For Them

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Tsunayoshi オリビア
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