
人間の心をとらえて離さない、ゴミ箱に捨てられていた前脚がない子犬
カナダのオンタリオで保護された1匹の子犬。ゴミ箱に捨てられていたその子犬には、先天的障害がありました。特徴的な鼻の形のために素敵な名前を得たその子犬は、困難があるにも関わらず、多くの人々の心をとらえています。
この記事の内容はこんな感じ!
ゴミ箱に捨てられていた子犬
子犬が捨てられた理由は明らか
子犬が前脚を得る日は近い
ゴミ箱に捨てられていた子犬

ジョアン・ズニダレックさんが運営する動物愛護団体ザ・ドッグ・レスキューに保護された子犬のキューピッド。子犬の鼻がハートの形をしていることと、多くの人の心を瞬時に射止める愛らしさから名付けられた名前です。
誰からも愛されるキューピッドですが、残念ながら元の飼い主のハートだけは射止めることができなかったようです。
今年1月末カナダのトロントで、わずか生後7ヶ月のキューピッドは、ゴミ箱に捨てられているところを発見されました。
たまたまゴミ箱のそばを通りかかったときに、微かな子犬の鳴き声に気付いた2人の女性に保護されたキューピッド。袋の中に入れられ、ゴミの下になっていたというのですから、保護されたキューピッドは強運の持ち主としか言いようがありませんね。
子犬が捨てられた理由は明らか

現在、オンタリオSPCA(Ontario Society for the Prevention of Cruelty to the Animals)が子犬が捨てられた原因を調査中です。
しかし、なぜ子犬が非道な目に遭ったのか、ひとつ明白な事実が。それは、キューピッドには生まれつき前脚が両方なかったことです。このため、排泄時には人間がキューピッドの身体を支える必要があります。
また、信じられないことに、キューピッドの尻尾はひどく変形していました。それはまるで、誰かがハサミで尻尾を切断しようと試みたようだったといいます。
残念ながら、先天的障害を持って生まれたキューピッドは、元飼い主には面倒以外の何物でもなかったのでしょう。
子犬が前脚を得る日は近い

現在、キューピッドはフォスター・ファミリーに可愛がられ、彼専用にオーダーされた義足を心待ちにしています。これらは、トロントにある犬専用義足の企業が製造しました。
どん底から始まったキューピッドの犬生は、今後どんどん良くなっていきそうですね。
フォスター・ファミリーやボランティアのスタッフに愛され、腕に抱いてどこにでも、一緒に連れて行ってもらえるという好待遇を満喫しているキューピッド。
しかし、義足を手に入れることでキューピッドの世界はさらに広がり、『ローマ神話の愛の神キューピッド』さながら、さらに多くの人々の心を射抜くに違いありません。そして、生涯の家族を見付ける日もそう遠くはないはずです。
参照:Puppy Was Thrown Away Because He Only Has Two Legs
