タールまみれの犬を発見!

引用の出典元:www.clarin.com

アルゼンチン、ブエノスアイレス州の都市ラヌースの通りを歩いていた少年たちは衝撃的な光景を目にします。彼らが見たものは、異臭を放ちながら這うように歩く、正体不明の恐ろしい生き物でした。

よく見ると、それは全身がタールまみれになった犬だったのです。救助を求めようとした少年らのすぐそばを、運よく1台のパトカーが通りかかり停止しました。

犬はすぐに地元の動物病院に連れて行かれましたが、そこからボランティア運営の『ラヌース・人獣共通感染症センター』へと移送されることに。

どうやっても除去できないタール

引用の出典元:www.clarin.com

犬の体に付着したタールが人間の故意によるものなのか、犬が誤ってタールプールに落ちてしまったのかは、誰にもわかりません。

センターに運び込まれた犬はタールを飲み込んでいたようで、かなり衰弱していました。一刻も早くタールを除去し治療をしなければいけない危機的状況です。

スタッフたちはすぐにお湯で洗い流そうとしましたが、まるっきりタールは落ちず、逆に粘性を増していくばかり。

かつて同様のケースがあったのですが、ここまで深刻な状態ではなかったため、どのようにして全身のタールを除去すれば良いのかわからず、様々な製品を購入してトライすることにします。

クレンジング剤や油を溶かす洗浄剤、シャンプー、冷たい水など様々な手段を試みます。しかし、どうやってもタールを除去することはできませんでした。

のちに、お湯で洗うことはかえってタールの粘度を高めることがわかるのですが…。

危機的状況から救われた犬"ペトロ"

引用の出典元:www.boredpanda.com

そして、ようやく辿り着いたのが「オイル」でした。タールの付いた体にオイルをかけ、溶けたタールをスパチュラでこそぎ取るという気の遠くなる作業です。

最初の3時間程度は試行錯誤しながらの作業だったこともあり、全体の30%程度しかタールを除去できませんでした。しかし、確実にタールは犬の体から除去されていくことがわかり、スタッフたちは犬を励ましながら懸命に作業を続けます。

作業は実に5時間に及び、最終的に5リットルものオイルを使用しました。長い除去作業中には、犬が眠ってしまう場面も。

そしてとうとう、犬を苦しめていた分厚いタールはほとんど除去することができ、マロン色の被毛が現れました。スタッフたちはどれだけ喜んだことでしょう。

当初診断した獣医は、犬の全身と耳、鼻孔ばかりか、タールを飲み込んで腸内にもあったことから中毒を心配していました。

しかし、ボランティアスタッフたちの熱意と諦めない心によって、犬は命の危機を脱することができたのです。

犬にはスペイン語で「石油」を意味する"ペトロ"という名前が付けられました。

すべての愛を与えてくれる家族を待つ

引用の出典元:www.clarin.com

翌日もタールの洗浄が続けられたペトロは、再び獣医の元に連れて行かれます。

何らかの理由でタールを飲み込んでいたペトロには、薬物治療や点眼薬など適切な治療が施されました。疲れ切っていたペトロは水こそ飲みましたが、当初は食べることを拒否していたそうです。

4日後、完全にタールは除去され、ペトロの体調も日々回復しているとのこと。今後は、ペトロにすべての愛を注ぎ込んでくれる家族を探す予定です。

少年らが発見した「正体不明の恐ろしい生き物」は、人々の手助けによりこんなにも可愛らしい姿を取り戻すことができました。

遠く離れた南米アルゼンチンで起きた出来事ですが、どんな国でもボランティアスタッフさんが懸命に活動してくれるおかげで、大切な命が助かっているのですね。

早く里親さんが見つかって、「ペトロ」から素敵な名前に改名してもらえると良いですね。

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