憩いの場で起きた犬の滑落事故

中央アジアのカザフスタン最大の都市、アルマトイにある「サイラン貯水池」でこの事故は起きました。

ここは、市民の水がめや憩いの場所ということもあり、池では子どもたちが泳いだりボートに乗ったりと、穏やかな空間ではあります。

しかし、池に流れ込むまでの水路は人工的な急傾斜と高い壁が巡らされています。高い塀の横には遊歩道があるのですが、あろうことか、勢いよく流れる貯水池の水路に犬が落ちてしまったのです。

目の前に立ちはだかる高い壁

引用の出典元:www.youtube.com

飼い主と思しき男性が、急斜面の壁伝いに降りて犬を助けようとします。しかし、降りたものの高い壁を登れないことに気が付きました。

ごう音を立てて流れ込む水流は男性と犬を水浸しにし、少しでも動けば流されかねないほどの状況です。飼い主も犬も、壁の上を見上げて途方に暮れていたところ、散歩中の人たちが続々集まってきました。

緊急事態に気が付いた2人の青年は、互いの手と手を固く繋いで急斜面を降りかけましたが、下まではまったく届かず…。

まさかのアイディア"人間ロープ"

引用の出典元:www.youtube.com

近くにロープがあるわけもなく、もはや助けることは無理なのか…。しかし、いつ水流が強くなるかもわからず、一刻の猶予もありません。

高い壁の上のフェンスからは、集まった人たちが心配そうに見下ろしています。何か良い案はないのでしょうか。そして、数十秒が経ったころ、再び青年たちが動き出します。

上から順番に4人の男性たちが手と手を繋いで"人間ロープ"状態を作り、下へ下へと壁伝いに降りて行きました。どうやら一番上の男性は、フェンスに自らのベルトを括り付けているようにも見えます。

56秒間の動画には人の愛と奇跡が詰まっている

引用の出典元:www.youtube.com

飼い主は犬の首輪をしっかりと持ち、上から降りてくる奇跡の人間ロープを待ち構えます。そして、伸ばされた男性の手をガッチリと掴んだところで、全員は一気に壁面を駆け上がりました。

救助者4人と飼い主、そしてワンコの全員が無事にフェンスまでたどり着くと、対岸からこの救出劇を撮影していた女性も歓声を上げて喜びました。

56秒間の動画には、目の前で起きている危機に自らの命をも顧みず、「助けたい!」そう願った人々の知恵と勇気が起こした奇跡が詰まっています。

一説によると、人間は片手で250kgもの重さを持ち上げることが可能だそうです。しかし、平常時はリミッターがかかっているため、その1/5の50kgが限界だとか。

危機的状況に遭遇した人たちはリミッターが外れて、まさに火事場の馬鹿力が発揮されたのかもしれません。本当に助かって良かった!

人間が本来持っている「助け合う心」に、ただただ感動します。

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Tsunayoshi ひまわり
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