長寿犬マギーと長寿の謎

引用の出典元:www.weeklytimesnow.com.au

長寿犬として注目を浴びたのは、牧畜犬オーストラリアン・ケルピーの「マギー」です。飼い主のブライアン・マクラーレンさんはオーストラリアのヴィクトリア州で酪農家として生計を立てています。

2015年11月にウィークリー・タイムズがブライアンと長寿犬マギーのニュースを取り上げて以来、マギーはオーストラリアではもちろんのこと、世界中で一躍有名になりました。

メディアのインタビューを受けた際に、「マギーは今でも毎日働いています。事務所から農場まで歩くのがこいつの日課なんだ。私はこいつと一緒に成長してきました。」と、愛犬マギーを側に座らせて嬉しそうに答えています。

長寿犬マギーは農場にいる30匹の猫と、ときどきケンカしたりしながらも、楽しく暮らしていました。犬はマギーただ1匹でしたが、猫たちとのケンカや触れ合いも、きっと楽しかったでしょうね。

さらに、ブライアンさんから仕事を任せられていたことが、マギーにやりがいを与え、きっと長寿につながったのでしょう。

マギーはとても健康で、15年前に避妊手術を受けた時以来、動物病院に行ったことはありません。そして老犬マギーは非公式ではあるものの、世界一の長寿記録を作ったのです。

ブライアンさんがマギーの出生に関する書類を紛失したため、年齢を証明することはできず、ギネス世界記録には掲載されないようです。

しかし、マギーは確かに長い年月飼い主を支え続け、愛されてきたことに変わりはありません。

獣医師のジャック・アイエルブ氏によると、獣医学的には犬やペットを長生きさせることは可能だそうです。マギーは推定29~30歳です。これは人間でいうと約200歳にあたり、非常に珍しいケースではありますが、ここまでの長寿はあり得ないことではない、との見解を示しました。

長寿をまっとうし自然な形で天国へ

引用の出典元:www.boredpanda.com

マギーは亡くなる前の週までは、いつも通りに一日のうち半日は寝て過ごし、残りの半日はゆっくりと農場の見回りをして過ごしていました。そして、いつものように猫にうなり声を出して、ちょっかいもかけていたのです。

そんなマギーに天国からの遣いが訪れたのは、2016年4月17日のことでした。マギーの訃報を聞き、翌日駆け付けたインタビューアーに、その時の様子をこう語りました。

マギーは最後の2日で容体が悪化したんだ。16日は、私が農場に行った時に付いてくることはなく、そのまま寝床にいたよ。17日の午前中、昼食をとるために家に戻った時、マギーは亡くなっていたよ。マギーが死んでしまって悲しいけれど、マギーが穏やかに逝ったことは良かったと思ってるのさ。

出典:Maggie the Kelpie, the unofficial record holder for oldest dog in the world, dies at 30


マギーは、ブライアンさんが以前飼っていた犬が埋葬されている松の木の下にある墓の傍らに葬られました。

ブライアンさんにとって大親友でもあったマギー。30年の歴史を共に歩んできた友を失った悲しみは、どれほど深いものだったでしょう。

そんなブライアンさんには、励ましのコメントや愛犬を失った方からのコメントも寄せられ、生前のマギーの動画は900万回以上も再生されました。


ブライアンはマギーと素晴らしい愛情にあふれた時間を過ごせて幸せだと思います。マギー、安らかに。

出典:Maggie the Kelpie, the unofficial record holder for oldest dog in the world, dies at 30

年老いて排泄が難しくなった18歳の愛犬に、獣医さんから安楽死を勧められました。愛犬にお別れを言うとき、めったに泣かない父が泣いているのを見ました。

出典:‘World’s oldest dog’ Maggie the Kelpie dies aged 30 in Australia

年老いて尚、力強く歩くマギーの姿はこちらから見ることができます。

生きがいや喜び、そして運動とタンパク質が長寿の秘訣!?

引用の出典元:www.flickr.com

実は、オーストラリアにはマギーの他にも長寿犬がいました。オーストラリア・キャトル・ドッグの「ブルーイ」で、29歳5ヶ月という長寿記録を作りました。

ギネス世界記録によると、ブルーイは1910年の子犬の時に飼い主の元にやってきました。ブルーイは成長した後、羊や家畜の中で働いて1939年11月に安楽死を施されました。

ウィークリー・タイムズによると、オーストラリアン・ケルピーの「マギー」が飼われていた場所は、オーストラリアビクトリア州のウールズソープ。

長寿犬世界一の公式記録を持つブルーイが飼われていた場所は、同じくオーストラリアビクトリア州のロチェスター。

長寿犬が住んでいた場所は車で4時間ほど離れていますが、2匹とも酪農家の飼い主の元で仕事を任されていたのです。犬は人間の役に立つことで生きがいや喜びを感じ、それが長寿につながるのかもしれないですね。

2004年、オーストラリア・王立動物虐待防止協会の獣医ハニー・ネルソンさんが、オーストラリアの先住民の族長が飼っているカンガルーハンティング犬を調査しました。

オーストラリアン・キャトルドッグとブルテリアのミックス犬「ジェリー」は、当時27歳でした。飼い主さんは「ジュリーは、野性的な生活と、カンガルーやウサギやエミューといったタンパク質を食べているからね。」と語っています。

これは私たちが愛犬の健康長寿を考える際に、非常に興味深い情報です。

犬の栄養学には様々な考え方がありますが、やはり運動と上質なタンパク質の摂取も長寿の秘訣なのでしょう。

世界の長寿犬

引用の出典元:www.flickr.com

ギネス記録に掲載されなかった犬も含めると、長寿1位のマギー30歳、2位のブルーイ29歳5ヶ月以外にも、世界中には長寿犬がまだまだいました。

  • 3位アメリカ:ビーグルの「ブッチ」/28歳
  • 4位イギリス:ウェルシュ・シープドッグの「タフィー」/27歳10ヶ月
  • 5位イギリス:ボーダー・コリーの「ブランブル」/27歳7ヶ月
  • 6位イギリス:ラブラドールレトリバーの「アジュタント」/27歳3ヶ月
  • 7位日本:柴犬ミックスの「プースケ」/26歳9ヶ月

参考ページ:List of oldest dogs - Wikipedia, the free encyclopedia


7位に日本のプースケがいますが、どんな暮らしぶりか気になりますね。1985年3月、栃木県さくら市でプースケは柴犬とミックス犬の間に生まれました。見た目はポメラニアンっぽい柴犬です。

2011年12月5日に、飼い主さんが外出先から帰宅したとき、プースケはすでに虫の息でした。まるで大好きな飼い主さんの帰りを待っていたかのように、5分ほどで静かに息を引き取ったそうです。

プースケと毎日散歩をし、ドッグフードや缶詰といった食事を朝晩2回に分けて与えていました。歯石も2年に1度病院できれいにしてもらっていました。口腔内の清潔も病気予防になったのでしょう。

30歳で虹の橋を渡っていったマギー。天国で先に待っていてくれた多くの仲間たちと、楽しく過ごしていることでしょうね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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