犬が片足を上げて、電信柱におしっこをする。

誰もが見たことのあるシーンですね。

犬のおしっこのスタイルとして広く一般化している光景ではありますが、実はこれ、おしっこではなくマーキングと呼ばれる行動です。

マーキングは本能的に行っているので、一度の散歩で1,2回ならとくに問題はありません。しかし、ものすごく頻繁にマーキングを行う場合や、室内でもマーキングをするようになったら注意が必要です。

今回は、愛犬のマーキングに困っている飼い主さんに、基本的な知識と効果的な対策についてお伝えします。

そもそも、マーキングとは?


マーキングの対策の前に、マーキングが何なのかを知りましょう!

前述のとおり、マーキングはとは、marking(しるし,点や線を付けること)の意味であり、自分の匂いを付けることにより、他の犬たちに自らの縄張りを主張するための本能的な行為です。

ちなみに、これは猫も同様に行っています。

そして一般的に知られていて、TVなどでよくみるマーキングスタイルは、自分の背丈より高くおしっこをかけて、自分が大きい犬だと思わせたいからしているのです。

そうすることにより、縄張りを守ろうと言う本的な行為です。小型犬ですら、同じように高いところをめがけてマーキングしています。

室内でのマーキングや、メスのマーキングは理由が違う?

引用の出典元:shutterstock.com

マーキングを室内でやるのは?


室内の場合、縄張り意識と言うよりは、不安の表れや、怒り、嫉妬心のような精神的な辛さを訴えている場合が殆どです。

大まかな性質というものはあるかもしれませんが、性格や性質には個体差があります。

なかには精神的に弱かったり、ストレスに弱かったりする犬もいるでしょう。精神的に弱い犬の場合には、犬用の精神安定剤や抗不安薬がありますので、医師に相談してみるのも1つの方法かもしれません。


メスがマーキングする場合


縄張り意識というものを特に持っていないメスも、マーキング事があります。

メスのマーキングは、半年に一度ほどやって来る「発情期」が原因です。この発情期は「ヒート」とも呼ばれますね。

発情期には、室内室外関係なくひたすらにマーキングを行うので、この時期にはオシッコをあちこちにして歩くという行動にでます。

ただ、発情期が来る前に避妊手術を行ったメスの場合はマーキングの可能性はかなり軽減します。

マーキングの対策方法

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では、具体的にどのような対策をするべきなのでしょうか?

室外の場合


室外のマーキング対策は、言ってみれば基本的なしつけの範疇にあります。

犬が縄張りを主張しようとマーキングの体勢に入ったら、「ダメ!」と注意するか、リードを引っ張って辞めさせましょう。

これは飼い主と犬との主従関係が出来ていれば簡単な事なので、トイレやマテなどのしつけ同様、基本的なしつけとそう変わりません。


室内でのマーキング


室内でオスがマーキングするのは、匂いもきついので早めにしつけたいですね。

室内の場合は、愛犬のマーキングが精神的な弱さからくるものでなければ、家の中自分がトップであると愛犬が思っている証拠です。

ここは自分の縄張りだ、という意識が強いため、冬場にストーブなどを出すと早速マーキングするでしょう。

これの場合も、上下関係をきちんと整理するしつけが効果的です。

マーキング対策に大切なのは、愛犬と飼い主の関係性

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いちばん基本的な犬との上下関係を認識させるしつけさえしておけば、犬のマーキングの癖を直すことは難しいことではありません。

犬は家族をランキングするといいますが、これは愛犬と飼い主の関係性がしっかりと確立されていないからです。

そもそも、飼い主と愛犬の間に上下関係がきちんと築かれているご家庭では、犬はランキング付けなんてしません。

『自分は飼い主よりも立場が上なんだ!』と犬が判断する場合は、飼い主としてもう少ししっかりしてあげましょう。単純に信頼にかける可能性があります。

飼い主を信頼できないというのは、犬にとっては不幸なことじゃないでしょうか。

また、犬が動物である以上、集団の中におけるヒエラルキーを意識することは本能的なことです。私たち人間が他者との関係性を気にするように、犬やその他の動物たちも例外ではありません。

愛犬のマーキングにお困りの飼い主さんは、その行為に隠されている愛犬の本心が何なのかを、もう一度考えてみてはいかがでしょうか?

そして、しっかりと対策してあげることは、飼い主だけでなく愛犬にとっても結果的に嬉しいことなのかもしれませんよ。

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