ウィペットの外見と特徴:スレンダーな体は俊足の証

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ウィペットはドッグレースが盛んなイギリス原産の犬種で、短距離走が得意な犬です。

名前の由来も「ウィップト アップ(鞭で飛ばす)」からきていて、馬が鞭で打たれて疾走する様に似ていることから来ているのだとか。まさに俊足のアスリート犬なのです。

性格も飼い主に従順な犬種で、運動は大好きですが室内でもおとなしく過ごせるウィペット。

その性格から、家庭犬としても飼いやすい犬種といえるのではないでしょうか。

ウィペットが歩んできた歴史


約100年前に生まれたとされる、イギリス原産のウィペット。18世紀ころはウサギなどの害獣退治のために、農夫たちの飼い犬だったと言われています。

その後、農夫たちによってウィペットは賭け事の対象に。

「スナップドッグ」というゲームを考案した農夫たち。犬が丸い囲いの中にいる何匹のウサギを捕まえるか、ギャンブルをはじめたのです。この時の犬にウィペットが使われました。

こうしたウィペットを使った賭け事は、舞台を農場から工場地帯に移しても続けられます。

工場地帯の労働者は、合図とともにウィペットを一斉に走らせ、どの犬が一番速いかを賭けたのです。いわゆる競馬のようなものですね。

200ヤード走らせ、そのゴールにはぼろ布が振られています。ウィペットはこのぼろ布めがけて一直線にかけていくのです。

こうした賭け事の対象だったウィペット。それはまるで、位の高い人々の娯楽「競馬」の競走馬を思わせるものだったため、「貧者の競走馬」と呼ばれていたそうです。

しかし、走るだけに価値を見いだされていた時代は終わりを迎えます。

1888年に犬種として認定され、ドッグショーの舞台に立つようになったのです。

以来、そのしなやかな美しさでファンを増やしていきます。現在もウィペットのレースは続いていますが、速く走る事ではなく、家庭犬としての美しさに重点を置いた、別系統の繁殖もおこなわれるようになりました。

ウィペットは、もう「走るだけの犬」ではなくなったのです。

ウィペットの性格:ドッグレースの人気者、実は性格は従順

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足が速く、アスリートとしてのイメージが強いウィペットですが、性格はとても穏やか。情が深く飼い主に従順で、視覚ハウンドの中でも飼い主の指示を最もよく聞く犬種です。

家庭犬としての素質も十分にあり、小さな子どもがいても持ち前の愛情深さでうまくやっていけるようです。

ドッグレースのイメージが強いため、気性の荒いという印象を持つ人が多いそうですが、実は性格は正反対!

ウィペットは穏やかなな性格なので、とても飼いやすい犬種なのです。

ウィペットで気をつけたい病気


ウィペットの寿命は、12~15歳。実は、ウィペットには発症しやすい病気もたくさんあります。

ウィペットがかかりやすい病気には、まず「皮膚炎」があります。

ハウスダスト、ノミ、花粉など、アレルギーの原因物質によって引き起こされると考えられているのです。この皮膚炎は「アトピー」のような症状。一度皮膚炎にかかってしまうと、人間と同じように完治しにくいのが残念な特徴です。

そして、遺伝性の強い病気に「口蓋裂」があります。

口蓋裂とは、上あごが生まれつき裂けている病気で、子犬の時にミルクを鼻から出してしまったり、うまく食事がとれないということが起こってしまいます。

ウィペットは近親交配で生まれた犬種。こうした繁殖方法をとった犬種には遺伝病がつきまといます。口蓋裂もウィペットにとってやっかいな遺伝疾患といえるでしょう。

最後に、原因不明とされる「耳介脱毛症」という病気があります。

耳の毛が抜けてしまう病気で、かゆみはなく、オスに多いのが特徴。ホルモンバランスが崩れてしまうことで引き起こされるとされていますが、いまだに原因不明。

遺伝性の病気なので、両親、祖父母に遺伝因子がないか確認が必要です。

ウィペットの飼い方や向いている家庭

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ウィペットは見ての通り、「超」がつくほどのスリムな体格。ほとんど贅肉もなく被毛も短いので、外部刺激に弱いのが特徴です。

しつけだからと言って乱暴に扱ったりすると、ケガをさせてしまい精神的苦痛を植え付けることになってしまうので、優しく触れるように注意が必要です。

もともと走ることを目的に繁殖されてきたので、運動が大好きな飼い主にとってウィペットは最高の相棒となるでしょう。飼い主が運動しなくても、ウィペットには広場で思いっきり走らせるなど、散歩以外の運動も必要です。マンション住まいでも飼育可能ですが、庭のある一軒家はウィペットにとって最高の住環境となるでしょう。

被毛は短いので、一日に一回固く絞ったタオルで汚れを拭き取る程度でOK。

寝床は床ずれを起こさないように、暖かくて柔らかいクッションを用意してあげましょう。

寒さにも弱いので、雪の日などは洋服を着せて防寒対策もお忘れなく。

速っ!!俊足のウィペット、迫力の走行動画

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馬のような走り、と言われているウィペット。実際に動画で走る姿を見てみると、その早さは圧巻。

チーターのように体のバネをうまく使い疾走する様は、見事です!

ウィペットの魅力と特徴まとめ


労働者の娯楽としてウィペットの俊足は進化を遂げてきました。しかし、美しさも評価されるようになり今や欧米では人気の家庭犬に。

走る姿も美しいと、愛好家が増え続けているそうです。

飼い主にも従順なウィペット。

ペットを迎え入れたいと思っている方は、一度考えてみる価値のある犬種だと思います。

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