プリンスという名前の保護犬

引用の出典元:www.thedodo.com

プリンスと名付けられたメス犬がいます。ジェニーとジミーがシェルターでプリンスに出会ったとき、彼女はわずか1歳にも満たない仔犬でした。飼い主に捨てられて殺処分予定だったプリンスは縁あってデズモンド夫妻に保護され、セカンドチャンスを得たのでした。

デズモンド夫妻はプリンスのフォスターファミリーになることに。ところが、彼女はデズモンド夫妻からどうしても離れたくなかったのでしょう。

プリンスに興味がある里親候補が現れると、彼女は里親に気にられないようにするために、わざと問題犬を演じてみせました。プリンスに何か言い分があるに違いないと思ったデズモンド夫妻は、結局彼女を家で飼うことに決めました。

プリンスと一緒にリベリアへ

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動物を愛して止まないデズモンド家は、家族に迎え入れたプリンスとともに長い冒険旅行に乗り出したのでした。

彼らが暮らした国はケニアなど十ヵ国近くにも及びました。それらの国では多くの動物たちがセカンドチャンスを必要としていたのです。

プリンスには特別な任務があり、そのせいで毎日が多忙になりました。デズモンド夫妻は現在、西アフリカのリベリアで生活しています。リベリアの小さな島にあるNew York Blood Center(血液に関する病気の研究所)が海岸に放棄した十数匹のチンパンジーを救助すること。それが夫妻の使命でした。

もしデズモンド夫妻がThe Humane Society of the United States ( HSUS )や地元の動物愛護団体職員と救出に乗り出さなければ、突然餌や水もなしに研究所から放り出されたチンパンジーたちは死んでしまうところでした。

プリンスがチンパンジーの心を癒す存在に

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チンパンジーの保護活動で有名なJane Goodall Instituteでも働いていた経歴を持つデズモンド夫妻。ふたりはリベリアに移住して以来というもの、従来通り見捨てられた実験用チンパンジーのサポートに加え、食用肉やペットとして違法取引され犠牲になった野生動物の保護にも力を入れています。

現在、親を失った5匹のチンパンジーがデズモンド夫妻の元へ身を寄せています。地元の野生動物関連の職員たちの耳に入るのは、どうやら夫妻には強力な助っ人がいるらしいという話。プリンスが甲斐甲斐しくチンパンジーの子供たちの世話をしているのでした。

ジェニーは語ります。「プリンスは身も心もチンパンジーに捧げていて、彼らがここを『家』と思える場所になるよう努め、後々彼らが保護センターの他のチンパンジーたちと仲良くやっていけるように手助けまでしているのよ。」

デズモンド夫妻は強調しています。このチンパンジーたちは誰かのペットだったわけではなく、密猟者のせいで母親を殺されてしまったということを。彼らがいつの日か再びチンパンジーの群れで暮らせるように、リベリアでリハビリをしているのだと、ジェニーは言っています。

夫妻の次なる計画とは?

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デズモンド夫妻の次なる計画。それは、HSUSやThe Liberian Forestry Development Authority、そして他の協賛者たちとともに、リベリアで初めてのチンパンジーのサンクチュアリーを設立することです。

「準備が整えば、私たちの助けを必要としているチンパンジーはまだまだ数多くいる。彼らを支援し、最終的に彼らが人間とではなく保護された他のチンパンジーたちと共存出来るようにするのが目標です。」

プリンスがチンパンジーの傷付いた心に寄り添えるのは、まさに適材適所でしょう。彼女がデズモンド夫妻のそばにいることを切望していたのは、彼女自身が彼女にしかない特別な能力を理解していたからかもしれません。

今ではプリンスは、デズモンド夫妻のなくてはならない右腕。夫妻の夢を叶えるのになくてはならない存在です。夫妻に与えられたセカンドチャンスを遺憾なく発揮できています。

プリンスのかたわらで、ここまで安心しきっているチンパンジーの子供たちを見ると、今後、『犬猿の仲』という言葉はもう使えそうにありませんね。

参照:Dog Comforts Lonely Chimps Who’ve Lost Their Families

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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