8年間暮らした犬を残して飼い主は立ち去る

引用の出典元:www.thedodo.com

ペンシルベニア州の動物保護団体の創設者グイドさんは、地元の不動産屋から「立ち退きしてもらった家族が飼い犬を置いて行った」との連絡を受け、現場に急行しました。

その犬は尻尾を振ることもなく、庭の片隅に置かれた犬小屋の中からグイドさんをじっと見つめていました。

"パメラ"と名付けられたメス犬は、8年間も家族と暮らしていたにもかかわらず、この小屋から見る景色しか知りません。

おそらく飼い主は家賃の滞納で立ち退きさせられたのでしょう。無情にも、飼い主は飼い犬を連れて行くことなくどこかに去ってしまったのです。

現場に来た不動産屋の男性は、パメラをグイドさんの車に積み込むと、家の中にある家財を回収してその場からいなくなりました。

心に負った傷は深過ぎた…

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グイドさんは、パメラの体に虐待の痕跡がないか確認します。幸いにも、家族はパメラに暴力を振るうことはなかったようでした。

しかし、パメラの心の中は明らかに不安と恐れで満たされており、尻尾を丸めて犬小屋の中に入ったまま泣き叫んでいたと言います。

グイドさんはFacebookに「身体的な傷こそありませんでしたが、家族に捨てられた彼女の心は壊れてしまいました」と、パメラの悲しい顔の写真を投稿しました。

こうした心の問題は、癒やすのがとても難しいケースだと言います。

悲しい顔のパメラに笑顔は戻るのでしょうか…。

上目遣いで震える姿が悲しい

引用の出典元:www.facebook.com

施設に保護されたパメラはかなり臆病になっており、ずっと上目遣いのまま食欲もない様子。しかし、グイドさんはパメラのように傷付いた犬たちをこれまでも癒し続けてきたベテランです。

パメラには深い愛情と慰めを根気強く与える必要があることを知っていました。同時に、獣医に診てもらう必要があることも。

パメラにはハウスや温かい毛布、たくさんのオモチャが用意されました。グイドさんが声を掛けると、警戒した面持ちでハウスから出てくるものの、再びハウスに戻ってしまいます。

前脚を上げ、全身をブルブルと震わせるだけのパメラの姿は、グイドさんの心を悲しくさせました。

ゆっくりと笑顔を取り戻せば良い

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警戒して震えていたパメラに変化が起き始めたのは、保護されてから数日後のことです。

いつものように声を掛けたグイドさんの顔に、パメラはキスをしてきたのです。パメラが飼い主以外の人間に心を開いた瞬間でした。

散歩をすると、パメラはグイドさんに寄り添いながら歩き、5歩、10歩ごとにグイドさんの顔を見上げます。

そして、しゃがんだグイドさんに笑顔でキスをして喜びを表現するまでに変化しました。もう、悲しい顔をしたパメラはどこにもいません。

まだ、心の傷は完全に癒えていないパメラですが、グイドさんはこのままゆっくり変わっていってくれれば良いと語っています。

突然家族から見捨てられたパメラのショックは計り知れませんが、いつかは新しい家族の元で第2の犬生を歩んでくれることでしょう。

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