全身の骨が浮き出ていたリズ

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アメリカ、イリノイ州シカゴの動物保護団体『Trio Animal Foundation(TAF)』の施設に、メスの野良犬が運び込まれました。

本来であれば、魅力を引き立てるはずの柔らかい被毛には尿が染み込んで汚れています。長く伸びきってボサボサの被毛は彼女の視界を遮っていました。

被毛の上からでもわかるほど激痩せした体は、彼女が長いこと食事を摂っていないことを物語っています。



この犬が生まれたときから野良犬だったのか、それとも飼い犬として人間と暮らしたのちに捨てられたのかはわかりません。

ただ、保護された"リズ"は、すでに自力で立つことができない状態であり、命の危機に晒されていることだけは明らかでした。

推定年齢すら不明のリズ

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動物保護団体のスタッフは、すぐに病院で診察を受けさせます。リズに関わった人間たちはみな、何とかこの子の命が繋がるようにと、祈るような思いでした。

獣医が体重を計ってみると、たったの1.8キロしかありません。彼女のサイズなら少なくとも4~5キロの体重でなければなりません。体温もかなり下がっていました。

X線や血液検査、治療を進めるために彼女の被毛を刈り取ります。分かってはいたものの、獣医たちはあまりにも痩せ衰えた姿に驚きを隠せませんでした。

飢餓状態と極度の筋肉萎縮により、リズの体はまともに食事を摂ることすらできなくなっていたのです。

前歯の状態から推測すると5歳、しかし奥歯は完全に老犬のようだったため、「成犬のシーズー」としか推測できませんでした。

通常、獣医たちは筋肉の状態や歯、目といった部位から年齢を推測するのですが、リズのそれはあまりにも酷い状態だったので、年齢を推測することは不可能だったのです。

リズの生きる力を信じて

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リズには医療チームが付き、全力で治療にあたりました。医療スタッフは「リズに生きる気力がある限り、絶対に我々も諦めない」と誓います。



保護されてから4日目。リズは医師の助けを借りてはいましたが、ゴム製のマットの上で1~2分程度経ち続けることができました。まったく立てなかったことを考えれば大きな進歩です。

チーム内では、リズに体力と筋肉が付くよう少しずつ食事を摂らせることが計画され、最終的には普通の犬のように活発に動けるようになることを目標としました。

保護されてから6日目。流動食を摂れるようになっていたリズの体重は、0.5キロ増えていました。

そして7日目。グッドニュースです!リズは全身の力を振り絞り立ち上がったかと思うと、なんと1.5メートルもの距離を歩くことができたのです。

辛い過去に意識を向けず、前だけを見て1日1日を生きようとするリズ。明るい表情で一生懸命な姿には、思わず涙が溢れてしまいます。

リズに起こり続ける奇跡

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日々、歩こうと努力する積極的なリズの姿勢に、スタッフたちも深く感銘を受けます。

リズの委縮した筋肉が正常に戻るような運動を続けていくと、目を疑うほどの奇跡の回復ぶりを遂げました。

保護されてから16日目。風前の灯火だったリズが、元気に走れるようになると誰が想像したでしょうか。

21日目、増え続けてきた体重は3キロにまでなりました。目標の4キロまであともう少し!

当分の間リズのリハビリは続きますが、この調子ならしっかりと体重も増えて筋肉も付くことでしょう。


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■お友達に手でちょかいをかけるリズ

23日目、さらに奇跡は続きます!リズがお友達と初めて遊んだ記念日になりました。

こうなれば、そのあとに起きるであろう奇跡は、リズに永遠の家族が見つかること。

お茶目で愛らしいリズとスタッフたちの諦めない気持ちがあれば、奇跡が起きる日もそう遠くないことでしょうね。

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Tsunayoshi ひまわり
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