病気、失業、そしてホームレスに

引用の出典元:www.boredpanda.com

アメリカ、カリフォルニア州北部の路上で、背中を丸めて座るのはホームレスの男性クリフさん。11月の厳しい寒さの中、ジェニーンさんは彼を気に留めました。

ホームレスの人を嫌煙して足早に通り過ぎる人が多い中、なぜ彼女がわざわざ話しかけたのかというと、実は、ジェニーンさんは動物保護ボランティア活動をする女性だったのです。

目の前で悲し気にうずくまる彼は、愛犬を大切そうに抱きしめていました。その様子に思わず話しかけたジェニーンさんは、あまりにも辛い現実を耳にします。

男性の名前はクリフォード・ジェームス・ハーバートさん(クリフ)で、60歳になると言います。かつては農場で働いたり車の修理工場を経営していたりと社会に所属していました。

ところが2006年、彼は心臓と気管切開手術という大病を患ってしまいます。その後遺症により障がいが残り、仕事ができなくなってしまったのです。

社会システムから振り落とされた人間はホームレスとして生きるしかない、彼の人生は現代社会の悲しい構造を如実に現しています。

どうか新しい飼い主を見つけてほしい

引用の出典元:www.boredpanda.com

クリフさんは、健康や住む家、所有物といったすべてを失ってしまいましたが、愛だけは失っていませんでした。

話しかけてくれたジェニーンさんに感謝の意を表して話を続けます。

自分はガンに侵されており、すでに脳細胞に転移し余命は6週間程度。医師の診断によると来年の1月までが限界であると。

そして、自分が亡きあと、愛犬の行く末を案じていることを懸命に彼女に伝えました。

10ヶ月になるメスのピットブルとオーストラリアンシェパードのミックス犬"ベイビー"。かつて心ない人間に懐中電灯で殴りつけられていたところをクリフさんが助けたのだそうです。

それ以来、クリフさんとベイビーはともに暮らすようになりました。しかし、ベイビーの視力は弱く耳も聞こえていないことに気付きます。

自分と同じように障がいを抱え、行く先のないベイビーはクリフさんにとってかけがえのない友人でした。しかし、自分の命はあとわずか。

クリフさんは、自分の最期のお願いをジェニーンさんに託したのでした。

「クリスマスまでに、せめて自分が生きている間に、どうかベイビーに新しい飼い主を見つけてほしい」と。

募金のお陰で温かく安全な環境へ

引用の出典元:www.boredpanda.com

ジェニーンさんは、ホームレスのクリフさんと愛犬のベイビーが少しでも温かく安全な場所で過ごせるように、とクラウドファンディングにこの話を掲載し、募金を募り始めました。

ジェニーンさんの愛ある行動と、クリフさんの愛犬を思う気持ちは多くの人々の心を打ち、5ドル、10ドルと小さな額が積み重なり、日本円で300万円近くの募金が集まりました。

そのおかげで、クリフさんとベイビーは寒い路上生活から脱出し、モーテルで過ごせるようになったのです。同時にクリフさんの病気のケアとベイビーの里親探しも始まりました。

モーテルで、クリフさんは愛犬のベイビーにギターを片手に歌で愛情を伝えます。ベイビーの耳は聞こえませんが、魂の耳でしっかりとクリフさんの愛情を受け止めたことでしょう。

クリスマス、そしてニューイヤーへと繋がる命

引用の出典元:www.boredpanda.com

ジェニーンさんの元には、スペインやアイルランド、コロンビアなど世界中からベイビーの里親を希望するメールや電話が入りました。

すべての人と話した結果、彼女はドッグウォーカーの立場から、同じカリフォルニア州北部に住む若夫婦家族に決定しました。

新しい家族も地元であること、2匹の犬をすでに飼っていること、常にベイビーの周りには誰かがいること、5エーカー(約6,000坪)の広大な敷地で思う存分遊べることなどが理由です。

クリフさんの願い通り、クリスマスまでにベイビーは新しい家族を見つけることができました!

そして・・・嬉しい最新情報が入りました。

クリスマスが過ぎ年を越えた今、クリフさんの病気は奇跡的に回復の兆しを見せ、驚くことにモーテルの周辺なら動き回れるまでになっているのです。

さらに、バスでメインストリートまで出かけ食事をし、天気の良い日は自転車に乗ることもできるように。今後は、ケースワーカーがクリフさんをサポートしていくということです。

嬉しいことに、彼を支援したいという人々からの寄付金は、励ましのコメントとともに集まり続けています。

ホームレスで死を待つのみだったクリフさんとベイビー。ジェニーンさんとの出会いによってクリフさんはホームレスを卒業でき、ベイビーは新しい家族との暮らしが始まりました。

人と人との出会いは本当に不思議です。ジェニーンさんがクリフさんとベイビーの様子を気に掛けたことで、それぞれにとって最善の道が開けたのですから。

クリフさんも愛犬ベイビーが幸せな暮らしを手に入れたことを心から喜んでいることでしょう。

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Tsunayoshi ひまわり
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