イギリス国内の犬の誘拐事件、なんと年間3500件!

引用の出典元:www.buzzfeed.com

2012年の統計によると、イングランドだけでも年間3500件もの犬の誘拐事件が起こったそうです。

以前は夜間など一目につかない時間帯に、犬小屋や犬舎など屋外の建物にいる犬を狙うケースが大半でしたが、最近では散歩中の飼い主をナイフなどでおどして犬を奪ったり、リードなしで散歩している犬を車で連れ去ったり、さらには犬目的での空き巣など、犯行は大胆になってきているようです。通報されないものも含めれば被害はこの3倍にもなると言われています。

犬の誘拐は組織的に行われている場合が多く、それらの犬は闇市場で売買されます。2000ポンド(32万円)と高値で売れることもあり、年間10万ポンド(1600万円)のお金が動いていると言われています。

飼い主にとっては大切な「家族」でも、法律では犬は家電などと同じ「所有物」とみなされるため、通報しても警察はあまり協力的ではありません。

実際、私もジャックラッセル犬が誘拐されたときに交番にかけこんだのですが、「貼紙でもしたら?」ととても冷たい事務的な反応だったことを覚えています(幸運なことに愛犬はその後無事に帰ってきましたが)。

警察が動くのは犯罪としての明確な証拠がある場合のみで、摘発されるのはわずか5パーセントだそうです。そのため犬の誘拐は犯罪者にとってはローリスク・ハイリターンの絶好の犯罪といえます。

誘拐された犬、その後どうなる?

引用の出典元:ozarkgrace.blogspot.co.uk

事件後犬が飼い主のもとに戻る確率は29パーセント。では残りの71パーセントはどうなるのでしょうか?

新しい飼い主に売り飛ばされペットとして暮らすことができればまだ幸福といえますが、血統書つきの犬であれば悪質なブリーダーよって繁殖犬としてひどい生活を強いられることもあります。

最悪なのはドッグファイティング(闘犬)に利用される場合。

スタッフォードシャーブルテリアなど本来攻撃的な性質をもつ犬種がこれにあたります。では、チワワなど血統書つきのペット犬でもなく、闘犬に適した犬種でもない雑種犬の場合は安心かというとそうでもありません。

気の弱い犬は闘犬のベイト(まだ攻撃することに慣れていない犬に自信をつけさせるためのかませ犬)に使われることもあるからです。

SNSが愛犬を救った!

引用の出典元:www.ricksdailytips.com

イングランド北部リヴァプールに住むマリア・スミスさんは裏庭に放していた7ヶ月のパグ犬シンバを誘拐されました。

その後、誘拐犯から2000ポンドの身代金要求の電話が。失意の彼女はこの件を自身のフェイスブックに投稿しました。するとあっという間に情報が拡散され、シンバだと思われる犬を路上で売り込んでいる人物の目撃談が寄せられ犯人の名前が判明しました。

これを知った犯人は投稿を削除しないと「犬を切り刻むぞ」と電話で脅しましたが、あきらめたのか、しばらくして見知らぬ女性によりシンバは無事マリアさんのもとに返されました。

インターネットは犯罪に使われることも多いですが、その抑制、解決にも利用できる好例ですね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi 森野万弥
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