お気に入りのぬいぐるみを咥えて連れてこられた犬

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アメリカ、バージニア州南部のフランクリン郡にある動物保護施設に、その日も飼い主の手によって1匹の犬が持ち込まれました。

2月14日のバレンタインデーに持ち込まれた5歳になる犬の名前は"スモーキー"。飼い主家族は住む家を失ってしまい、愛犬を手放すほかなかったのだそうです。

飼い主家族は、不安な気持ちを少しでも軽減できればと、スモーキーの大のお気に入りの「象のぬいぐるみ」を彼に持たせました。せめてもの思いやりだったのでしょう。

「大切な象のぬいぐるみと一緒に僕を引き取って」

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スモーキーの周りでは知らない犬たちの鳴き声が響き渡り、初めて暮らす施設での日々は不安でいっぱいでした。そんなスモーキーを癒やしてくれたのは、大好きなぬいぐるみだけ。

もちろんスタッフたちも精一杯の愛情をかけて面倒看ますが、やはり飼い主さんの匂いが染みついた象のぬいぐるみのほうが安心するのです。

施設のスタッフは、ピンクの耳の象のぬいぐるみを大事そうに咥えるスモーキーの様子を見て、ぬいぐるみと一緒に家族に迎え入れてくれる里親さんを探すことを考えました。

里親募集の紙には、「大切な象のぬいぐるみと一緒に僕を引き取って」と記載され、保護される前の性格は明るく良い子だと紹介されます。

しかし、なかなかスモーキーとぬいぐるみをペアで引き取ってくれる里親さんが現れません。

安楽死を察知したかのような悲しい顔

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飼い主から捨てられ施設で暮らすスモーキーは、いつも悲しそうな顔をしていました。スタッフと会話する以外の時間は、常に象のぬいぐるみと一緒に眠り、決して手放そうとしません。

スモーキーの瞼は下がり、眉間にシワも寄っています。スモーキーはいつも怯え、次第に唸り声をあげるようになっていました。

この施設は、里親が現れなければ順番に殺処分されていきます。スモーキーは周囲で鳴いている犬たちの声を聞いて、自分もいつか死ぬことを察知し恐れていたのかもしれません。

そしてとうとう、3月2日には彼を安楽死させる、ということが決まります。

スモーキーが初めて見せた笑顔!

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ラッキーなことに、スモーキーと彼の象のぬいぐるみに、未来への扉が開かれました!

安楽死を控えたスモーキーの存在を知った、動物保護団体がシェルターから引き出すことを決めたのです。

スモーキーが象のぬいぐるみを抱きしめている姿を見て、即座に恋に落ちてしまったのだそうです。

そして、3月2日。安楽死の予定日に動物保護団体はスモーキーと象のぬいぐるみを一緒に引き出すことに成功したのです。

動物保護団体のボランティアスタッフがスモーキーを迎えに来ると、今までの表情がウソのように消え、こんなに素敵な笑顔を見せてくれました。



スタッフたちは、スモーキーに約束します。「あなたに必ず新しい飼い主さんを探すからね。決して夢を諦めてなんかいないわ!」

万が一、里親が見つからなかったとしても、いつか願いが叶うその日まで、ずっと大切に育てることを固く誓いました。

今のスモーキーには休息が必要だということですが、まずは幸せへの第1歩が始まりました。愛らしい2人を迎えてくれる素敵な里親さんが見つかることでしょう。

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