人生最初のペットとの記憶は、その後の人生に影響を及ぼすか?

引用の出典元:www.flickr.com

誰しも必ず、人生で初めてペットと触れあう経験をしてきていると思います。本当に最初の記憶は残っていないにせよ、幼少期にペットとかかわって残されたもっとも古い記憶はどのようなものでしょうか?テキサス工科大学の研究者らは、子ども時代の最初の記憶がその後の人生におけるペットに対するふるまいや感情を左右するかどうかを調べ、その結果を『Human Animal Interaction Bulletin 』に発表しました。

研究者らは223人に対して、今現在ペットがどれほど好きなのか、そして、ペットと友人と自動車に関するもっとも古い記憶についてのアンケート調査を行い、分析を行いました。

その結果、ペットの記憶は自動車の記憶と比較すると、ポジティブな感情とネガティブな感情の両方に言及するような記憶が多く含まれていました。ペットへの記憶はもっとも感情的に激しく詳細な感覚が含まれていました。また、友人に対するポジティブな感情よりペットに対するそれは少なかったものの、生きものではない自動車への記憶よりもペットとの記憶は友人とのそれに類似している結果となりました。

ペットの記憶が友人よりもポジティブではなかったのは、ペットとの思い出がすべて喜ばしいものではなく、多くの子どもがペットの死をもって初めて命を失うことの経験をしたり、それと類似した悲劇的なできごとがあったからだと研究者らはいっています。

ペットが好きかどうかという点から分析した結果、友だちとペットの記憶に対してとてもポジティブな記憶がある人々が、ペットのことをとても好きと回答していました。一方、ペットが好きではないと答えた人々のペットへの記憶はより自動車に対するものと類似していました。たとえばそれは、ペットや自動車を"それ(It)"とか"あれ(That)"といった代名詞を用いて回答するところに共通してあらわれていたそうです。

さらに記憶に残るペットとの関係性がより相互的だった人々は、ペットに対するふるまいもペットの記憶もよりポジティブな傾向にありました。それについて研究者らは、ペットとの相互作用によりペットとのきずなや満足感がより導き出されることとなり、その結果、長期的にみると、より積極的なふるまいをするようになるのだろうといっています。

ちなみに、ペットについては83%が自分自身のペットについての記憶でした。記憶の平均的な長さは3つのカテゴリでほぼ同じであり、女性は男性よりも友人とペットについてより長い回答を書いていたそうです。

このような結果であったものの研究者らは、幼少期のペットの記憶と大人になってからのふるまいとに因果関係があることが示唆されたとはせず、その関係性はもっと複雑であるとしています。ペットに接した初期の記憶が周囲の大人の態度によって作られるかもしれない可能性もあり、さらなる細かな研究を進めていきたいといっています。

皆さんの、もっとも古い犬との記憶はどのようなものでしょうか?いい記憶はもちろんのこと、最初は怖かったという記憶の方もいるかもしれません。幼少期の記憶は、今現在の皆さんの犬に対して抱く感情やふるまいに大きく影響していると感じますか?


著者:The dog actually Times
転載元:人生最初のペットとの記憶は、その後の人生に影響を及ぼすか?| dog actually - 犬を感じるブログメディア


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