飼育放棄された子犬の悲しみ

引用の出典元:www.thedodo.com

東ヨーロッパに位置する人口750万人ほどの国、ブルガリアでの出来事です。村の住人の女性が、「トレーラーに繋がれっぱなしの子犬を救助してほしい」、と地元の動物保護団体に連絡を入れました。

すでに保護施設内は満員で、新たに受け入れる余裕がなかったため、スタッフが詳しく女性に話を聞くことに。

「子犬が伝染病を持っているから、という理由で誰かがトレーラーに括り付け、たまたま通りかかった人が水とパンを与えるのみで、すでに10日余りが経過している。伝染病が人間に移るから決して触ってはいけない、と村中の人から見放されている。」



という内容だったため、早速救助に向かうことになりました。

数人のスタッフが現場に到着して目にしたものは、頑丈な鎖を首に巻き付けられ、廃車のトレーラーに繋がれた子犬の姿でした。子犬の周りには排泄物が散乱し、ハエが飛び交うような不衛生な状態で放置されていたのです。

何一つ抵抗できない子犬の悲しみは、どれほど深いものだったか計り知れません。

こんな状態でも人間に愛を表現する子犬



子犬は10ヶ月ぐらいに成長していると思われました。スタッフの姿を見た子犬は、当初怯えている様子でしたが、優しく声を掛けられて安心したようです。

男性スタッフが差し出した手を何度も舐めて、精一杯の感情を伝えてきます。頭を触られるときは少し逃げるようなそぶりを見せますが、叩かれないことによほど安堵したのか、尻尾をパタパタ振って喜びを表現しました。

「デューク」と名付けられた保護犬は、保護施設がいっぱいだったため、男性スタッフのトニーさん宅で養生させることになります。

アンタッチャブルと判断する人間の愚かさ

引用の出典元:www.thedodo.com

しかし、デュークには重大な問題がありました。

伝染病の治療と、内側に折れ曲がってしまった前脚の治療です。獣医の診断により、人間による虐待で強い力が加わり靭帯が切れていることが判明します。

アンタッチャブル(触ってはいけない)とまで言われていた伝染病は人間に感染するものではなく、数週間後には完治したのです。

足の手術も数回に渡って行われ、デュークは正常な足を取り戻し、元気に走り回れるまでに回復しました。

何よりもデュークに必要だったのは、人間からの愛情です。トニーさんは、栄養のある食事や温かいベッドを用意し、デュークの心と体のケアを徹底して行い続けます。

トニーさんは、「人間の愚かさや無知により、病院に連れて行かずに飼育放棄することは、死ぬことを意味している」と怒りと悲しみを露わにしました。

幸せなセカンドチャンスに込み上げる涙



保護から8ヶ月後。

トニーさんとの暮らしで健康な状態を取り戻したデュークが、いよいよ里親さんに引き取られる日が来ました。

この団体は、発足以来、国内に留まらずイギリス、アメリカ、ドイツ、オランダなど、多くの国々に譲渡活動を行っています。デュークはイギリスの女性と暮らすことが決まりました。

動物保護団体のスタッフも私たちと同じで、面倒を看てきた保護犬と別れるときは本当に悲しいと言います。トニーさんにとってその日は、共に暮らしてきた家族との"永遠の別れ"です。

しかし、デュークにとっては生涯安心して暮らせるセカンドチャンスを迎える日。トニーさんは懸命に涙をこらえてデュークにお別れを告げました。

保護活動を行ってくれる人たちは、私たちの何百倍もの辛さや悲しさを経験していることを改めて痛感します。

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