子犬の命を考え保護要請を入れた住民

引用の出典元:www.thedodo.com

名もないメスの野良犬は、ロサンゼルスの住宅街に住み着いていました。地域の人々は家こそ用意しませんでしたが、エサだけは与えていたそうです。

ある日のこと、野良犬が妊娠していることに気が付きます。もう今にも産まれてしまいそうなほど膨らんだお腹を見て、住民たちは動物保護団体に保護してもらったほうが良いと判断しました。

十分に目が行き届かない中で、母犬や子犬が危険な目に遭うことを思えば、これは正しい選択でした。

人間を信頼していた母犬から子犬を保護

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保護要請を受け取った動物保護団体の『Hope For Paws』のスタッフが野良犬の元に到着すると、すでに子犬たちは産まれていました。

出産したての母犬は、人間が子犬に触ることを極端に嫌がることを知っていたスタッフたちは、慎重に母犬に声を掛けます。しかも野良犬とあれば、その場で子犬を食べてしまうこともあるのです。

しかし、この母犬は違いました。スタッフたちの姿を見るやいなや、自分たちを助けるために来てくれたことに気が付きました。

スタッフのロレッタさんは、茂みの中から1匹、また1匹と、地面に敷いた柔らかい布の上に子犬たちを置いていきます。

母犬は抵抗することもなく、かえって安心しているかのような表情でジッと辛抱して見ています。

スタッフはこのときの様子を、「彼女はとても優しい性格で、新生児の母犬が見せがちな抵抗するしぐさは一切ありませんでした。これは私たちにとっても非常に驚くべきことでした」と語っています。

のちに"サマー"と名付けられた母犬は、日頃から地域住民に優しくされていたおかげで、人間を信頼していたのです。もしかしたら、かつては人間に飼われていたことがあるのかもしれません。

すべての子犬が救助されてから顔を出した母犬

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子犬を何匹か救助したところで、ロレッタさんがサマーの首に掛けたリードを引っ張りましたが、抵抗して出てきません。

それもそのはず、まだ奥には子犬が2匹残っていたのです。ロレッタさんがそっと並べた子犬たちの数は全部で6匹でした。

1匹残らずわが子が全部救助されたのを見届けると、すぐにサマーは茂みから顔を出し、1匹ずつ数を確認するかのようなしぐさを見せました。

もしかしたら、母犬は子犬それぞれのニオイを覚えていて、自分が何匹の子どもを産んだのかがわかるのかもしれません。

ロレッタさんたちは、念のため薄暗い草藪に残された子犬がいないか、灯りを照らして確認しました。

絶滅の危惧もある犬種だと判明

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母子は同じケージに入れられて施設へと運ばれます。もうこれで安心です。心優しい地域住民のおかげで、母子の命は守られました。

動物病院で綺麗に洗ってもらった母犬には栄養失調やケガなどもなく、素晴らしい健康状態であることが判明しスタッフは胸を撫でおろします。もちろん子犬たちも健康そのものです。

保護にあたったロレッタさんたちは、サマーがとても珍しい犬種だということに気が付きました。サマーは、絶滅の危惧にある「ピカルディ・シープドッグ」だったのです。

ピカルディ・シープドッグは、フランスで9世紀ごろに作出された古い犬種の1つで、牧畜犬として家畜を守る役割を担っていました。

現在も、フランス北部で飼育されていますが、他の地域ですら見かけることがないほど珍しい犬種なのです。それがなぜアメリカの地で野良犬として暮らしていたのかは、誰にもわかりませんでした。

犬種の疑問は解けませんが、いずれにしてもサマーが地域住民に大切にされていたおかげで、子犬を無事に保護できたことは幸いでした、とスタッフは語っています。

6匹の子犬には"タナー"、"ダイバー"、"サーファー"、"シェリー"、"サニー"、"サンディー"と愛らしい名前が付けられました。

現在はサマーママが6匹の子育てに奮闘中です。乳離れするまでには里親さんが見つかることでしょう。

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