ひとりで生きることを余儀なくされた犬

引用の出典元:iheartdogs.com

治安の悪い都市において、殺人事件は珍しいものではありません。しかし、飼い主が突然いなくなることは、共に暮らしている犬の犬生をも狂わせます。

メス犬の"トレイヤー"の飼い主も事件に巻き込まれて殺害され、残されたトレイヤーは鎖に繋がれたままの状態で生きることを余儀なくされてしまいました。

主がいなくなった家の玄関下に繋がれたままのトレイヤーは、昼も夜も、真夏の暑い日も凍てつく冬の日も、ひとりぼっちで暮らす運命に。

近くの住民はトレイヤーにエサや水を与え、少しでも温かく過ごせるようにと、ゴミだらけで粗末な小屋の中に干し草を敷いてあげました。

しかし、トレイヤーには住民との接触以外に楽しみはなく、じわじわと不安と恐怖心に襲われていくのでした。

さらなる悲劇が襲う

引用の出典元:iheartdogs.com

ひとりぼっちで暮らすトレイヤーに、さらなる悲劇が襲います。ゴミだらけだった小屋の中で、ふとしたことから鎖が右前脚に絡んでしまったのです。

動けば動くほど鎖は脚に食い込んで、なにをどうやっても外れてくれません。身動きが取れなくなったトレイヤーは、命をつなぐためにとうとう自らの脚を噛みちぎってしまいました。

彼女が経験したはずの痛みと恐怖心はどれほどのものだったのか、想像するだけでも胸が痛みます。

愛し愛される喜びを取り戻す

引用の出典元:iheartdogs.com

そしてようやく、トレイヤーが保護される日が訪れます。トレイヤーの存在に気付いた消防士が動物保護団体に通報したのは、飼い主が死亡してから実に5年後のことでした。

たったひとりで生きることを余儀なくされたトレイヤーは前脚の欠損だけでなく、フィラリアやノミにやられていました。そしてもちろん、重度のトラウマも…。

動物保護団体に保護されてからもトレイヤーのトラウマは良くならなかったため、スタッフはオスの保護犬をトレイヤーに会わせてみることに。

そして素晴らしいことが起こったのです。ブリュッセル・グリフォンのミックスの"リトルピンキー"と触れ合ううちに、トレイヤーの凍りついた心は徐々に溶かされていきました。

リトルピンキーのおかげで、トレイヤーは再び愛し愛される喜びを取り戻したのです。トレイヤーの尻尾は大きく揺れ動いていました。

たくさんの寄附と応援が寄せられて

引用の出典元:iheartdogs.com

不幸にも右前脚を失ってしまったトレイヤーには、愛情と経験豊富な里親ができました。

義足や治療にかかる費用が必要でしたが、たくさんの寄附金や応援の声が寄せられて無事に治療を受けられることに。

飼い主の突然の死で不運を背負ってしまったトレイヤーでしたが、新しい飼い主家族の愛情を受けて元気に走り回っていることでしょう。

無料で動物保護団体を支援する

協力:NPOを無料で簡単に支援できる!gooddo

この記事についたタグ