病気だらけのピットブルを放棄した飼い主

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サウスカロライナ州ロックヒルの『Lesslie Animal Hospital(レスリー動物病院)』に、1匹のピットブルが飼い主に連れて来られました。

5歳になる"ディーボ"は痩せて衰弱しており、耳や皮膚には感染症が診られました。さらに、彼の瞼は垂れ下がり、フィラリア症にも侵されていたのです。

ディーボの病気は治療が可能であったため、セッツアー獣医師は飼い主に治療費の見積もりを出しました。

しかし、飼い主は金銭面で余裕がないため治療を拒否したのです。それどころか、ディーボを安楽死させてほしいとセッツアー獣医師に伝えました。

病身のディーボの心には、確実に飼い主の冷たい言葉が届いていたことでしょう。

飼い主から犬を引き取った獣医師

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安楽死を言い張る飼い主に対して、セッツアー獣医師はディーボを自分に引き取らせてほしいと申し入れます。

ディーボにこれ以上お金を使いたくなかった飼い主は、譲渡書類に署名しました。

セッツアー獣医師は直ちに地元レスキュー団体の『Carolina Big Hearts Big Barks Rescue』のボランティアと連絡をとり、多額の治療費の募金と里親探しの手伝いをお願いします。

これまでにもこうしたケースがあり、その都度、獣医師は飼い主を説得し、どうしても治療を受けさせずに安楽死を希望した場合は引き取り、いくつもの命をつないできたのです。

2014年には足の切断を余儀なくされたピットブルミックスを自らの家族に迎え、2016年には脚を切断する必要のある年老いた猫を引き取りました。

獣医師の娘さんは、すべての動物を愛する父親をとても誇りに思い、老猫を自ら飼育することにしたそうです。

病気から無事に回復し里親を待つ

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■レスキュー団体でサンタさんに抱かれるディーボ

そして、ディーボに治療が始まり、約3週間の入院により無事に病気から回復したディーボの顔には、笑顔が見られるまでになります。

垂れ下がっていた瞼も元に戻り、クリクリした愛らしい瞳の少年の姿に戻りました。

地元レスキュー団体のホームページでは、スタッフォードシャー・ブル・テリアと判定されたディーボの新しい家族を募集しています。

募集内容によると、彼は他の犬とも友好的で、猫に向かっていくこともないお利口さんだとのこと。

ただ、オモチャの中綿を引っぱり出すのが大好きで、時々コマンドを聞き漏らすことがあるそうです。耳の感染症の後遺症で少し耳が遠くなったのかもしれません。

獣医師からのメッセージ

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セッツアー獣医師は職業を通して動物を救うことができることに大きな喜びを感じていますが、飼い主としての責任の重要性を語っています。

「動物を飼育する場合は、たとえ何が起こったとしても、それを世話する財政的な余裕があることが必要です。

ディーボの飼い主は、他に3匹の動物を飼っています。もし、飼い主が1匹しか飼っていなかったら、ディーボの治療費をねん出する余裕があったかもしれません」

ペットを飼えばフィラリア予防薬やワクチン接種といった医療費はもちろん、食費もかかります。首輪やリード、ベッドなども定期的に交換する必要がありますし、一緒に旅行に行った際にも何かと出費します。

飼い主が責任を持ってペットの命を守るためには財政的な余裕が必要、という医療現場からの声にはとても重さを感じます。

サンタさんからのプレゼントとして、ディーボに一日も早く永遠の家族ができると良いですね。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi ひまわり
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