突然、自宅から拉致された犬

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

北アイルランドに住むピットブルタイプの犬が警察に突然拉致されて家族と離れ離れになってしまいました。犬の名前は「ハンク」。家族と共に穏やかな暮らしをしていました。家族がいない間に警察に捕まってしまうまでは。拉致されたハンクは警察から殺処分宣告をされてしまいます。

人間を攻撃したことのない犬が簡単に殺されて許されるはずがありません。しかし、北アイルランドでは闘犬タイプの犬は毛嫌いされる傾向があります。ハンクは人間に危害を加えたことがないにも関わらず、闘犬が嫌いな隣人によって警察に通報されてしまったのです。

ハンクの飼い主のレオナルドさんは、「私の父がハンクを散歩に連れて行こうとハンクの名前を呼んだときすでに彼はいませんでした」とBBCニュースに話しました。

子犬のハンクは2年前にレオナルドさん一家にやってきました。穏やかな性格のハンクは一日のほとんどをのんびり過ごして、少しだけ遊ぶような幸せな生活を送っていました。スタッフィラブのミックスだったハンクは、マイクロチップも去勢手術もしっかりと済ませていました。

「ハンクは遊ぶのが大好きで甥っ子や姪っ子たちとも良く遊んでいました。愛情をもって育てていた私たち家族には何の問題もなかったのです」とレオナルドさんは話します。

それにも関わらずハンクは自宅から拉致されてしまいました。レオナルドさんはハンクがどこにいるのかも、会うことができるのかもわかりませんでした。ハンクは皮膚病を患っていて薬が必要だったのでとても心配でした。居場所を知ることはレオナルドさんが安心できる唯一の方法でした。

愛犬を取り戻すために家族がしたことは?

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

犬の監視員からハンクを保護していて殺処分になると連絡がありました。レオナルドさんは犬に会えないかどうか問い詰めましたが、監視員はレオナルドさんに「犬を生きて取り戻す可能性の高い方法は、署名を集めて裁判を起こして戦うしかない」とアドバイスしました。

レオナルドさんは、すぐに嘆願書の署名活動をするためにフェイスブックページを立ち上げました。さらに訴訟費用を集めるための募金活動も始めたのです。

殺処分になりそうだったハンク。家族は殺処分前にハンクに会うことすらも許されませんでした。

レオナルドさんがハンクを助ける裁判を起こすために集めた嘆願書の署名に、多くの市民が共感して協力してくれました。最終的には、なんと30万人分の署名を集めることに成功しました。レオナルドさんはハンクを取り戻すためにありとあらゆることに手を尽くしたのです。

裁判用の嘆願書の署名もあつまり、募金によって訴訟費用も用意することができました。

レオナルドさんは「ハンクが私たちに捨てられたと思っているのではないかと心配することもありました。もしも、ハンクが家に帰ってきたとしてもハンクが家に戻るためにしてきたこれまでのことを理解することはないでしょう」とBelfast Liveに話しました。

ハンクの裁判は世間の注目を浴びました。裁判所はハンクに有利な判決を下しましたが、またさらに飛び越えなければいけない壁があることにレオナルドさんは絶望しました。

ハンクが警察に捕まっている間は、まだハンクに銃口が向けられているのと同じことだったからです。いつ殺されてもおかしくない状況でした。レオナルドさんはハンクが殺されないようにハンクに特別な保険をかける必要がありました。

また、振り出しに戻ったかのような気分でしたが、信頼できる保険会社ともなんとか契約をすることができました。

このおかげでハンクはついにレオナルドさんのところに戻れることになったのです!

愛犬との再会の日!

引用の出典元:www.lifewithdogs.tv

レオナルドさんはその日、午後1時にはハンクを迎えるための用意ができていました。でも、ハンクが保護されている場所からレオナルドさんのところまでは2時間以上かかるだろうと言われて「永遠のように感じました。彼らがハンクを殺処分施設から移動させて3週間以上経っていましたから」とレオナルドさんは振り返ります。

レオナルドさんは、ハンクが家族のことを忘れているかもしれないと思うと、とても不安でした。ハンクがどんな反応するのか、今後ハンクと一緒に幸せに生活できるかどうかが心配だったのです。

ハンクとはその日の午後4時に再会することができました。ベルファスト市議会に贈られた激励の手紙とハンクに贈られたおもちゃやお菓子がたくさん入った2つの巨大な袋とともにハンクはやってきました。

レオナルドさん一家に会えて、喜びを全身であらわすハンク。

たいていのピットブルタイプの犬は北アイルランドで飼うことが禁止されています。飼い主のレオナルドさんもそのことは知っていたでしょう。しかし、ハンクは隣人が警察に通報するまで、誰にも危害を加えることなく平穏に過ごしてきました。

大変な状況でしたがレオナルドさんの努力によってハンクは無事に家に帰ってこられました。もう捕まる心配もありません。しかし、ピットブルタイプの犬への根本的な差別問題は解決していないのが現状です。

これ以上不幸な運命をたどるピットブル犬が増えないことを祈ります。

参考:Family Not Even Allowed to Say Goodbye to Innocent Dog Sentenced to Death

参考:UPDATE: Dog Sentenced to Die Without So Much as a Family Goodbye Is Now HOME!

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi Natsumi
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