ペキニーズの特徴:ライオンのような勇ましい容姿

引用の出典元:www.dogster.com

  • サイズ:小型犬
  • 体高 :オスメスともに 20cm前後
  • 体重 :オス 5kg以下 メス 5.4kg以下

ペキニーズは、顔周りがライオンのたてがみのような豊かな被毛に包まれていることから、獅子犬、ライオンドッグと呼ばれています。

ペキニーズは、体全体がフワフワの長毛に覆われていて、大きな出目につぶれた低い鼻が特徴です。耳は長い被毛に隠れていますが、ハート型の垂れ耳です。尾は背中に背負うように巻き上がっています。

脚は短くて、ガニ股なので、早く走るのは苦手です。体を横に揺らしながら歩く姿が特徴です。

ペキニーズの被毛はダブルコートの長毛で、分厚いアンダーコートを備えています。毛色も多彩。



ペキニーズの毛色


  • ブラック
  • レッド
  • フォーン
  • ブラック&タン
  • セーブル
  • ホワイト
  • ブリンドル
  • パーティカラー

ほとんどの毛色が認められています。ただし、レバー色と、アルビノは認められていません。

オスよりもメスのほうが体重が重い、というのは犬ではとても珍しい特徴です。


ペキニーズの歴史:門外不出の神聖なる犬


  • 原産国:中国
  • 用途 :家庭犬

ペキニーズは、中国が原産の愛玩犬です。北京の犬という語源ですが、中国では「京巴=ジンパー」などと呼ばれています。

祖先犬は、今から遡ること2000年以上も昔のチベットにいた、チベタン・スパニエルではないか、と考えられています。祖先犬はチベットの僧侶たちから大切にされていて、秦の始皇帝など皇帝や皇族達への貢物として贈られていました。

中国では、獅子は天界からの怒りを鎮める魔除け的な存在として扱われていたようで、祖先犬をさらに獅子のような外見に改良して、ペキニーズが誕生したようです。

ペキニーズは長い間、歴代王朝のもとで門外不出の神聖なる犬として寵愛を受け続けました。万が一持ち出せば、死刑が待っているといわれ、庶民たちはペキニーズを崇め、まるで神のように扱ったのです。

かの有名な西太后もペキニーズを自らの宮廷内で飼育し、スタンダードまで定めたといわれています。移動する際には、袖に入れて可愛がっていたことから、「袖犬」「スリープドッグ」という別名まで生まれました。

1908年に亡くなった西太后の葬儀がとり行われた際には、モータンの名をつけられていたペキニーズが墓まで棺を先導した、という逸話が残っています。

ここまで特別に扱われていたペキニーズですが、1860年、イギリスとのアロー戦争に負けた際、戦利品を始め、紫禁城で生き残っていた愛犬のペキニーズ5頭もろとも、イギリスに持ち込まれてしまいます。

犬好きで有名なイギリスのビクトリア女王に献上され、しばらくは王室内でのみ繁殖されていましたが、1893年のチェスタードッグショーをきっかけに、イギリス国民からも大いに注目を浴び、他国へも広まって飼育頭数が増えていきました。一時はなかなか手に入らないほどの人気ぶりを見せたといわれています。

今では、ペキニーズは世界中で一般的な家庭犬として普及し、日本でも比較的多く飼育される犬種となりました。最新のDNA研究によると、ペキニーズは、日本でも人気のシーズー、パグ、狆のルーツ犬であることが判明しています。

2014年度ジャパンケネルクラブのペキニーズの登録頭数は、138犬種中19位で3047頭です。

ペキニーズの性格を理解する

引用の出典元:pets.thenest.com

ペキニーズは、用心深く、警戒心が強い性格です。独立心も強く、飼い主にもあまりベタベタする性格ではありませんが、愛情深く甘えてくる側面もあります。

自尊心が強く、気まぐれで頑固な性格も兼ね備えていて、機嫌が悪いとかんしゃくを起こすという、まるで王女様のような性格です。犬というよりは、猫の性格に近い、ともいわれる由縁です。

普段はゆったりと落ち着いていますが、遊びに夢中になると興奮しやすい面もあります。

色々な性格が混ざっているのがペキニーズの魅力と言えるでしょう。

ペキニーズの性格まとめ


  • 用心深い
  • 警戒心が強い
  • 独立心が強い
  • 愛情深い
  • 自尊心が高い
  • 気まぐれ
  • 頑固

ペキニーズの平均寿命と気をつける病気


ペキニーズの平均寿命は13~15年程度と考えられています。

ペキニーズがかかりやすい先天的な病気は特にありません。気をつける病気として、鼻腔狹窄(びくうきょうさく)があります。どうしても鼻がつぶれた顔立ちの犬種は、この病気がリスクとしてつきまといます。

激しく動いてもいないのに、鼻の奥のほうでグーグー音を立てて苦しそうなら、この病気の可能性があります。症状が重い場合は外科手術によって治療します。

鼻ペチャの犬種は、体内の温度調整が苦手なので、熱中症も気をつけたい病気の1つです。暑い季節には無理に外に連れ出さず、エアコンの効いた室内で穏やかに過ごさせましょう。

また、ペキニーズは肥満になりやすい傾向がありますので、食餌やおやつの与え過ぎには気をつけましょう。結果として心臓疾患や椎間板ヘルニアを予防することができます。

他に、二重まつ毛や逆さまつ毛といった目疾患も気をつけたい病気です。頻繁に目をこすっていたり、涙が増えたりするようなら、動物病院で診察を受けてみましょう。

ペキニーズの飼い方

引用の出典元:www.pets4homes.co.uk

ペキニーズは、暑さ・寒さをコントロールできる室内飼育が向いています。無駄吠えも少ないので、マンションであっても十二分に楽しく暮らせます。

初めて犬を飼う方は、少々ペキニーズの性格に翻弄されることがあるかもしれません。しかし、かえって犬とはこういうものだ、とう先入観がない分、ペキニーズの特徴を良く理解しておけば大丈夫です。

ペキニーズは被毛が相当抜けますので、アレルギー体質の方は避けたほうが良い犬種といえるでしょう。

ペキニーズは王女様的な性格ですから、犬への接し方がわからない年齢のお子さんがいる家庭の場合は、かんしゃくを誘発してしまうことがあります。今しばらくは辛抱して、数年経ってから飼ったほうが良いかもしれません。

しつけは他の犬種同様に、幼犬の頃から行います。あまり押しつけられるようなことは嫌がりますが、トイレやハウスといったことは、すぐに覚えてしまうでしょう。

ペキニーズはあまり運動量を必要としていません。室内で一緒に遊び、コミュニケーションをとる程度で十分です。しかし太陽の光や外の空気や、様々な経験も必要ですので、涼しい時間帯に1回10分、朝・夕2回程度の短い散歩を楽しみましょう。

ペキニーズの被毛の手入れは、できれば毎日、少なくとも週に3~4回は行います。粗めのコームやスリッカーブラシで全体をとかし、アンダーコートもしっかりと除去しておきましょう。

目の下や顔周りは毎日拭いて清潔にしておくと、臭いや病気の発生が抑えられます。時々トリミングに出し、シャンプーや肛門腺絞りなどのお手入れもして、いつもキレイなルックスをキープしてあげて下さいね。

ボールに変身したペキニーズの子犬たち♪

引用の出典元:www.youtube.com

ペキニーズの子犬が芝生の上で遊び回っています!

まるでボールに毛が生えたんじゃないか?!と思うぐらい、弾むように元気いっぱい走る姿は涙ものの可愛さ。

オモチャをかじるのはどんな犬も大好きなのですね~。

チューリップをくわえて、ヨチヨチとカメラに向かって来るペキニーズの子犬。

こんな風に遊んでみたいですね!!

ペキニーズの全部が愛おしい!


猫のようにマイペースのペキニーズ。高貴な方々が愛したというだけあって、少々きまぐれで頑固ですが、そんな性格すら本当に愛らしく、包み込んであげたくなってしまうほど魅力的です。

ペキニーズのクリクリした大きな目で見つめられたら、もうノックアウト。側にいてくれるだけで癒されてしまう、不思議な犬なのです。

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Tsunayoshi ひまわり
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