自分を見放した無情な飼い主を目で追い続けた老犬

引用の出典元:kachorros.club

アメリカ、オハイオ州のシェルターに、1匹の老犬が飼い主によって持ち込まれました。

飼い主は、16歳だというコリーの"ジェイク"を、「誰も犬の世話をする時間がない」という、あまりにも身勝手過ぎる理由を職員に伝えました。

こんな無情な理由であっても引き取らなければいけないことに職員は切なさを感じます。
しばらくの間、ジェイクにはなぜ自分がここにいるのかさえ分かりませんでした。

初めて見る場所、初めて聞くたくさんの犬の声。そして自分に背を向けて遠くに行ってしまう飼い主。ジェイクは飼い主の姿が見えなくなるまで目で追っていました。

ジェイクは確かに年を取ってはいましたが、まだしっかりと歩けるほど元気です。コリーらしく被毛もフサフサでした。

ジェイクはこのとき、2度と家族に会えないことなど想像だにしていなかったのです。

抱きしめられて笑顔さえ見せた老犬

引用の出典元:kachorros.club

年老いたジェイクの身を案じた『アメリカ人道協会』は、彼が安全に暮らせる場所を確保するために、オハイオ州のすべての保護団体に協力を求めます。

すると、すぐにコリーを中心に保護している保護団体の女性2人がジェイクを迎えに来ました。最後の最後になって家族から見捨てられてしまったジェイクを抱きしめます。

彼女たちはこれまでにも、たくさんの飼い主の無責任さを痛感しているだけに、凛として笑顔さえ見せるジェイクの気持ちが痛いほどわかっていたのです。

老犬ジェイクが教えてくれたメッセージ

引用の出典元:kachorros.club

吠えることも人を困らせることもない穏やかなジェイク。まずは彼には快適で静かな場所が提供され、シニア犬としての温かい暮らしが始まりました。

仮に里親が現れなくとも、保護団体ではしっかりとジェイクを面倒看ていくと決意します。

実は、ジェイクが飼い主に見放され、保護団体に救われたのは2015年のことです。おそらくは、すでにジェイクはこの世を旅立っていると思います。

しかし、ジェイクの物語は決して忘れてはいけないとして、今も多くの心ある人々によってシェアされ続けています。

筆者も16歳の愛犬を看取ったばかりです。

愛犬は飼い主にたくさんの楽しい思い出をプレゼントしてくれたはず。世話する時間がない、などという身勝手な理由で老犬を手放すのはあまりにも無情なことに感じます。

ジェイクはきっと見放した飼い主を恨んではいなかったと思います。しかし、寂しい気持ちは味わっていたはずです。

ジェイクは天国から、こんなメッセージを送り続けていることでしょう。

「一緒に楽しい時間を過ごさせてくれてありがとう。本当は最期の一息まであなたたちと一緒にいたかったよ」と。

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