クリスティンさんの提唱する『ソウルセッション』

引用の出典元:www.facebook.com

アメリカに住む女性フォトグラファーのクリスティン・ザバワさん。確実に来る愛犬の最期の瞬間まで大切にしたい。そんな私たちの想いを写真に収める活動を行っています。

彼女は動物園の飼育員として長年の経験を持っています。動物ホスピスを通し動物の高い精神性に触れてきました。

人と犬との暮らしは、お互いの生きる時間のスピードがあまりにも違い過ぎて、愛犬の多くは人よりも先に亡くなっていきます。

愛犬やペットとの最期のひとときを写真に収めることで、お互いの魂が本当の意味で繋がり、そして高めあえるように、という思いで彼女は写真を撮り続けています。

彼女はこの取り組みを『ソウルセッション(SoulSession)』と名付けました。

愛犬の老いた姿はかけがえのない歴史の証

引用の出典元:kristinzabawaphotography.com

長年共に暮らしてきた愛犬が年を重ねるのは自然なこと。それはわかっていても、なぜだか切ない気持になってきませんか。

いままで何でもなかった階段の昇り降りが、少しずつ辛そうになってきて、とうとう昇ることをやめてしまった愛犬。

大好きだったおもちゃで遊ぶ回数も減ってきて、いつも静かに寝ている愛犬。

お尻や太ももの筋肉も細くなり、長時間のお散歩やジャンプはもうできなくなってしまった愛犬。

誰しもが経験する愛犬の老い。

しかし、その姿は飼い主から「愛おしい気持ち」を引き出してくれます。

クリスティン・ザバワさんは、年老いた愛犬と飼い主との歴史を写真に刻み、最期まで楽しい気持ちで過ごしていくことが大切と考えています。

そして、目の前の切なさを超えた互いの歴史に目を向けてほしいと言います。

介護が必要になった老犬の全てを愛するということ

「どこまで犬を愛しているのか?本当に犬の全てを愛しているだろうか?」

老犬の鈍い動きにイライラして叱ってしまった後、こんな疑問を持つことはありませんか?

特に、犬が年老いて介護が必要になっている家庭では、こんな気持ちになることもあるのではないでしょうか。

老犬は今までできていた排泄も上手にできなくなり、体中やベッドを汚してしまいます。お部屋には異臭が漂うこともあります。

口も歯槽膿漏で臭いかもしれません。すでに目は白内障になり、耳もほとんど聞こえていない状態かもしれません。

自分の力では寝がえりすら打てなくなり、太ももや関節には床ずれが起きてしまうこともあります。

飼い主が仕事に行くこともできなくなったり、介護費用が経済面を圧迫することもあるでしょう。

こういった状況下におかれる可能性を、私たちはいつも覚悟しておかなければいけないのです。

介護が必要になった老犬は、健康な時とは全く状態が違い、人間の手を借りなければ生きていくことすら難しい状態です。

老犬になったときこそ、その全てを愛する飼い主の深い愛が必要なのです。

写真がペットロスから救ってくれる!

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飼い主にとっての何気ない一日は、愛犬にとっては一週間分の思い出です。

せっかく愛犬が飼い主の側に走ってきたのに、それに気付くこともなく忙しく過ごしていたら、本当にもったいないです。

ほんの少し気持ちに余裕を作り、愛犬を写真に収めてみませんか。今まで見えなかった愛らしさが写真から伝わってきます。

老犬は飼い主の愛情に応えるかのように、静かに飼い主の元に身を寄せてきます。老犬になっても目一杯の愛を飼い主に降り注いでくれているのです。

愛犬の体は衰えてしまっていても、飼い主への愛は若い頃よりも一層深まっています。

痴呆になってしまっていても、尻尾を振ることができなくなっていても、たとえ天国に行ってしまってからも、愛犬は飼い主さんから撫でられたり、声を掛けてもらうことに無上の喜びを感じています。

そんな健気な犬の気持ちに応えてあげたいですね。決して天国の愛犬はペットロスになっている飼い主の涙を喜びません。

愛犬のボディがこの世から消えてしまったことを悲しむのではなく、手元に残った写真を撫でながら、愛犬が与えてくれた思い出に「ありがとう」をたくさん言ってあげましょう。

それがクリスティンさんの提唱する『ソウルセッション』です。

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