アメリカの独立記念日は、犬にとって恐怖でしかない日

引用の出典元:3milliondogs.com

7月4日はアメリカの祝日で独立記念日です。アメリカ人にとって独立記念日は重要な祝日のひとつで、家族や友人たちと集まってお祝いします。しかし、同時にこの日は多くの犬猫(やPTSDを患った退役軍人)にとっては、もっともストレスフルで恐怖を感じる日でもあるのです。

その理由は、全米中で大規模に打ち上げられる花火。私たち日本人にとっても、花火は身近なものです。夏に開催される花火大会は日本の風物詩と言っても過言ではなく、花火大会を心待ちにしてる人も多いでしょう。

アメリカの7月4日~6日は、シェルターの繁忙期

アメリカでは、7月4日の独立記念日から6日はシェルターの繁忙期と言われています。特に、7月5日は一年を通じて最も迷い犬の取り扱いが多い日です。この繁忙期には、通常より30~60%も多い数の犬猫が迷子になってしまうことが分かっています。

どうしてそんなに多くの犬がシェルターに辿り着いてしまうのでしょうか?それは、7月4日に各地で打ち上げられる花火の音に驚いた犬が家や庭から逃げ出して、そのまま迷子になってしまうからです。

ある調査によると、シェルターで保護された迷子犬が無事に飼い主の元へ戻られる確率は、わずか全体の14%のみ。残念なことに、30~60%の迷子犬が安楽死の道を辿るのです。

脱走を防ぐために飼い主ができること

可愛がっていた愛犬が不慮の事故で脱走してしまった挙句、シェルターで悲しい最期を迎えるなんて、愛犬家なら誰しも考えたくないことです。そこで、花火の音に驚いた犬が脱走しないために、飼い主が出来ることをご紹介します。

1.花火大会の時間帯は、犬を室内に入れるようにすること。可能であれば、誰かが犬と一緒にいるのが望ましいでしょう。

2.花火大会の時間帯に散歩に行く必要がある場合は、必ずリードを付けること。首輪が壊れていないか、また、緩くて犬の首が抜けることがないか必ずチェックしておくこと。

3.犬のそばで、優しく犬を撫ぜたり話しかけたりして、気持ちを落ち着かせるようにすること。お気に入りのおやつを与えることを取り入れるのも良いかも知れません。

4.花火の音がよく聞こえる場所から犬を離すようにすること。クレートやケージなど、犬が安心して過ごせる居場所を作るようにすること。テレビの音をいつもより大きくしたり、音楽をかけることで気を紛らわせるようにすることも良いアイデアです。

5.飼い主自身が落ち着いて行動すること。通常通りの生活を送ること。飼い主が犬のそばで興奮した態度を取ると、それが犬にも伝わります。

6.花火大会開催日より前に余裕を持って、犬に迷子札を付けたり、マイクロチップを装着するようにする。何事も備えあれば憂いなしです。

布を愛犬の身体に巻くだけで…

アメリカには、『Thundershirt(サンダーシャツ)』と呼ばれる商品があり、これが雷や花火を怖がる犬を落ち着かせるのに一役買っています。要は、犬の胸から背中に掛けてきつめに布で巻くだけなのですが、効果が期待出来るようです。

この商品が手元になくても大丈夫。10センチほどの幅の布を長い紐状にすると、立派な代替品になります。この情報は、過去にフィリピンのアニマル・ウェルフェア・ソサイエティーによりってツイートされ、大きな反響を呼びました。

アニマル・ウェルフェア・ソサイエティーによりってツイート
出典:Gelo of PAWSさんのツイート


近年イギリスやイタリアでは、音が静かな花火を製造する企業が出現しているようです。しかし、そんな企業がアメリカや日本にいつ出来るか悠長に待ってもいられません。

間もなく夏がやって来ます。ここでご紹介したことは、簡単なことばかりです。ちょっとした心掛けで、愛犬の脱走や迷子を回避出来ます。大切な愛犬は、飼い主が責任を持って『花火の恐怖』から守ってあげるようにしてください。

参照:Keeping Your Pets Safe On The 4th of July
参照:This Simple Trick Will Help Keep Your Dog Calm During Fireworks

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi オリビア
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