キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの外見と特徴:優雅な外見と身のこなしが貴族的

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ウエーブのかかった被毛は、絹糸のように細く繊細。

足元には羽のような飾り毛も特徴的な、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。外見は、一言で言うと「優美」です。

被毛のカラーも3種類あり、黒と茶色の「ブラックタン」、白地の被毛に茶色の斑点が入っている「ブレンハイム」、そして、白地に黒い斑点、そして眉毛のように茶色い斑点が入っている「トライカラー」です。

最も多いと言われているカラーはブラックタン。イギリス国王の犬に、ブラックタンが多かったからだとか。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが歩んできた歴史

15世紀からのイギリス・チューダー王朝。この時代からキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは愛玩犬として活躍していたと言われています。

当時は、飼い主の膝や足を温めたり、湯たんぽ代わりになっていたり、ノミをあえて引き寄せることで、飼い主をノミから守っていたと言われています。

そんなキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルにつけられたあだ名は「コンフォーター・スパニエル」、癒やしのスパニエルです。飼い主に従順で、見た目も優雅なキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、その後、イギリス王室御用達の犬となっていきます。

チャールズ1世と2世の愛犬として寵愛を受けるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。犬種名にもなっている「チャールズ」は、チャールズ1世と2世によって改良されたからと言われています。

特に2世はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルにメロメロ。夢中になりすぎて国務そっちのけで愛犬と遊んでいたことから、糾弾されるというエピソードまであるほどです。

その後もキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはイギリス王室で愛される犬として地位を確固たる物にしていきます。

16~19世紀のイギリス王室ではキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルを飼う習慣さえあったといわれるほど、王室との関係を深めていくのです。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルにハマっていたチャールズ2世がなくなると、マルボロ侯爵が「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル・ファン」を引き継ぎます。マルボロ侯爵のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは白地に茶色い斑点の柄だったことから、この柄の犬を、マルボロ侯爵の領地の名前「ブレンハム」と呼ぶようになったのです。

イギリス王室からの寵愛を受けながらも、品種改良が重ねられていったキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。20世紀前半になると、チャールズ1、2世などが愛したとがった鼻のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは陰を潜め、短めの鼻を持つ物が評価されるようになります。

そんな中、中世のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルを取り戻そうとする動きも出てきます。

繁殖家に賞金を出し、古い形のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルだけを集めて、中世のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルを復活させるプロジェクトを牽引したのは、なんとアメリカ人。「アメリカン・コッカー・スパニエル」を誇示するアメリカは長くキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルをアメリカン・ケネルクラブに登録しませんでしたが、古い改良されていないキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの復活に尽力したのもアメリカ人なんて、ちょっと面白い話ですよね。

イギリスでは1945年に、アメリカでは1995年にケネルクラブに犬種登録されます。今ではイギリスでは、日本のプードルやダックスフンドのように不動の人気を誇る家庭犬になっています。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの性格:穏やかで優美なキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル は家庭犬にぴったり

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その表情からもわかるとおり、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは温厚で優しい性格。

飼い主には従順で愛嬌もあり、部屋で一緒にくつろぐことが出来る飼いやすい犬種です。

また、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはとても外交的な一面もあり、見知らぬ人にも尻尾を振って近づいていき、仲良くなってしまうので、番犬には不向きかもしれませんね。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルで気をつけたい病気


キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの寿命は、9~14歳と、少し短め。その理由はかかりやすい病気がたくさんあるからです。



僧帽弁閉鎖不全症という、血流の逆流を防ぐ弁のしまりが悪くなってしまう病気。遺伝的な要素もあるため予防はなかなか難しいのですが、毎日の食事で塩分や脂肪分の高いものを避けることで、発症を避けることは可能です。



僧帽弁閉鎖不全症に一番気をつけなければならないのですが、他にも、糖尿病や後ろ足にある膝蓋骨が正常な位置から外れてしまう膝蓋骨脱臼、そして眼瞼内反症、停留睾丸、股関節形成不全にも気をつけなければなりません。

かかりやすい病気の多くは遺伝的な要因が大きいので、病気の因子がないか確認し、発症を防ぐ最大限の対策を打っておく必要があります。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの飼い方や向いている家庭

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昔から愛玩犬としてかわいがられてきたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、外で多くの時間を過ごすより、室内でゆったり過ごすことを好む犬種です。

運動量は毎日の散歩で十分。あまり運動は得意ではないのですが、物覚えが良く飼い主の支持に忠実なので、オビディエンスなどの服従訓練の練習をすると、飼い主と犬の関係も深まるはずです。

また、肥満にもなりやすいので、食事の管理はマスト。さらに、床がフローリングである場合膝蓋骨脱臼を起こしやすくなりますから、カーペットを敷くなどして滑りにくくしておくと良いようです。

あと、抜け毛は多いので、毎日のブラッシングは欠かせません。毛玉を防ぐだけでなく、ダニを寄せ付けやすいので、ダニがついていないかチェックすることも大切。皮膚疾患の予防にもつながります。垂れ耳で臭くなりやすいので、耳掃除も定期定期に。

愛嬌溢れる表情に、もうメロメロ。優美なキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが満載

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品の良い顔立ちで、ツインテールをしたような耳の飾り毛は、イギリス国王だけでなく、私たちもメロメロになってしまうかわいさですよね。

お人形のようなキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはやっぱり部屋で一緒にのんびり暮らしたい犬種です。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの魅力と特徴まとめ


イギリス王室に長く愛され続けていたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。

イギリスの人気ナンバーワンの家庭犬という理由も、その外見の優美さから納得がいきます。

柔らかい被毛も手をかければかけるほど美しく仕上がるので、「美しい犬」と一緒に暮らしたい愛犬家の方には、良き相棒となるに違いありません。

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この記事を書いたライター

Tsunayoshi サッチモ・ルイザ
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